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ー ノーマスク・反ワクチン団体の抗議で接種が遅延

 今月15日、新型コロナワクチン大規模接種会場となっている東京ドームで、ワクチン接種を反対する団体が妨害行為をし、接種が一時中断となる騒ぎがあった。

ノーマスク・反ワクチン団体の抗議で接種が遅延

 ノーマスクで反ワクチンを訴える十数人の団体が、「ワクチン打ったら5年以内に死ぬぞ」「子どもには打たせるな!」などと叫びながら接種会場入り口に押し寄せ、お昼頃には警察と押し問答になった。

 ネット上にはワクチン接種に訪れた人々から、

《東京ドーム集団接種会場、反ワクチっぽい集団が入口で警官と揉めてる……これ、何時になったら入れるんだろう……》

《東京ドームにワクチン打ちに来たら、反対派が会場乗っ取って封鎖されてる……警察が強制排除したけどまだ揉めてる》

 といった心配の声があがっていた。

 反ワクチン団体の妨害により、ワクチン接種は午後1時半過ぎまで中断を余儀なくされ、長い時間待たされた人が続出することになった。

 現場に居た50代の女性は「マスクをしないで叫んでいる人が警察と揉めていて怖かった」と話す。

 また接種会場に訪れた40代の女性に話を聞くと、

「今日は暑かったので、長く外で待たされていた高齢者の方が具合を悪そうにしていました。そういった高齢者を見て何も思わないのでしょうか? ワクチンの副反応が不安な気持ちだってあるのに、彼らの行動は本当に理解できません」と怒りをあらわにしていた。

 今回の騒動がネット上で拡散されると、

《反ワクが戦うべきは接種しないとサービスを受けれない体制に対してだろ》

ワクチン接種してない輩が大声で飛沫飛ばして暴れてるのほんとヤバい》

 との声が見受けられた。

 今回の事態について、東京都議会議員のおじま絋平氏は自身のTwitterで、

《本日、都の大規模接種会場・東京ドームにおいて反ワクチン団体が入り口を封鎖し、一時的に入場が出来なくなる事態となりました。警視庁が対応し、ケガ人・逮捕者はなく鎮圧されたようですが、実力行使をもって業務を妨害する行為はテロであり、完全に一線を超えています。取り締まりの強化を求めます》

 とツイートしている。

 ワクチンを打つ、打たないは個人の自由で選択する権利があるが、他人が打つことを妨害する権利までは誰にも無いのではないだろうか。