紙パックの野菜ジュースは糖質たっぷり

ジューススタンドの1杯は300~500円。決して安くない
【画像】市販で人気の“おつまみ”や“お酒”も添加物がたくさん含まれてる!

 サラリーマンが朝食代わりに駅のジューススタンドで1杯。こんな光景もむしろ不健康であり、お小遣いの無駄でしかなさそうだ。

 さらにいうと紙パックの野菜ジュース。これには、もっと重要視すべきリスクがあると西脇医師は警告する。

「野菜ジュースの成分表示を見てください。糖質が含まれていますね。野菜には糖質がないと思っている人も多いですが、意外にしっかりと含まれていますよ。特に甘みのある根菜類には糖質がたっぷり。例えば野菜ジュースによく使われるニンジンに多いです」

 ほかにもごぼう、れんこん、たまねぎ、カボチャの糖質には注意が必要だ。

「これらの根菜を煮ると甘くなるのは、糖質がふんだんに含まれるからです。野菜=健康的というイメージは一度捨てましょう。ましてや紙パックジュースには、本来野菜を食べた時に摂取できるビタミンもなく、糖質と、保存料など添加物がたっぷりです

 糖質をとりすぎると肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まるのはもちろん、肥満から高血圧や脂質異常症が発症しやすくなる。200ml紙パックの野菜ジュース1本に含まれる糖質の量が10~20gも含まれる商品もある。ちなみに、茶碗に軽く1杯のごはんの糖質が約55g、6枚切り食パン1枚が約27g。日本人における1日当たりの炭水化物での糖質摂取基準量は320gとなっていることからすると、野菜ジュースの糖質は決して低くない。

 野菜特有のえぐみや苦みを消すために、りんご果汁がブレンドされることも多い。

 野菜ジュースといっても果汁のブレンド比率が高く、なかには70%果汁の商品もある。野菜だけを使用した商品よりも甘く、飲み口がよいので、子どもから高齢者まで人気がある。

 

「果汁ブレンドのジュースはもっとおすすめしません。果物は糖質の固まり。バナナ1本には21・4g、みかん1個には8・8g、いちご10粒には、10・4gの糖質が含まれています。果物に含まれている糖は、果糖、ブドウ糖、蔗糖。その中でも果糖は、もっとも慢性炎症を起こしやすいという研究論文が近年、数多く発表されています

 この慢性炎症によってがん、リウマチ、アトピー、うつ、などあらゆる病気が引き起こされる。

「果物にはビタミン類などが豊富で健康と美容によいといわれていますが、果糖はむしろ万病のもと。その果糖を多く含んだ果汁と野菜のブレンドジュースなら、私は飲みません。健康どころか害にしかならない。野菜ジュースの中には、食塩・砂糖不使用を謳っているものもありますが、これも意味がない。砂糖を使っていなくても、果糖が入っていますから」

「そもそも朝食やサラダの代わりに野菜ジュースを、という発想が本末転倒。健康的とはいえません」(前出・植田さん)

 野菜不足を補い、健康のためと信じて飲んでいるものが実は単なるエネルギー補給でしかなく飲みすぎれば肥満となり、慢性炎症の危険も! まったく残念な話だ。さらに、野菜ジュースより高価なあのドリンクにもいくつか疑問点が……!?