昨年11月、勤続10年以上で50歳以上の社員を対象にした早期退職者を募集するなど、暗い話題が続くフジテレビが再び揺れている。

フジを代表する情報番組『めざましテレビ』で総合司会を務める三宅正治アナとエンタメキャスターを務める軽部真一アナが今秋、ともに60歳になり定年を迎えるんです。そのため秋の番組改編で、総合司会者などの見直しが検討されているといいます」(フジテレビ関係者)

 1994年に番組がスタート。過去には小島奈津子アナや高島彩アナ、加藤綾子アナなどが司会を務めており、人気アナの登竜門ともいえる番組になっていたが……。

「三宅アナと軽部アナを定年まで起用していることからもわかるように、今のフジテレビには実力派こそそろっているものの、看板になる男性アナウンサーが育っていません。2人に代わるのは伊藤利尋アナと佐野瑞樹アナでしょうが、ほかの仕事との兼ね合いを考えると、あまり現実的ではない。看板アナが同時に抜ける穴はかなり大きいと思います」(エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさん)

看板アナに頼り切っていたフジ

 メディア研究家の衣輪晋一さんは、定年まで2人に頼っていた事情をこう分析する。

「『笑っていいとも!』終了後に、まったく路線の違う『バイキング』をスタートさせたとき、世間から大きなバッシングを受けました。そのトラウマなのか、最近のフジテレビは守りに入っている印象を受けます。

『めざましテレビ』は黄門さま的存在の三宅アナ、助さん格さん的な生田竜聖アナと井上清華アナ。うっかり八兵衛的な軽部アナを配置するなど、フォーマットが完成しています。これまで築き上げた屋台骨がしっかりしているからこそ、へたに冒険をして失敗したくなかったのではないでしょうか」

 そのため、三宅アナと軽部アナが番組を卒業しても「大幅リニューアルはしない可能性が高い」と続ける。

「『めざまし』は同時間帯の朝の情報番組で、4年連続視聴率トップをマーク。また帯番組は習慣で見る視聴者も多いですし、三宅アナと同じようなベテランアナウンサーを局内または局外から連れてくる……というようなマイナーチェンジ程度で終わりそうです」(衣輪さん)