“洗濯”のポイント

 裏返しにしたり、洗濯槽の下に入れたり……意外なテクで汚れ落ちがアップ!

1.「除菌」や「抗菌」洗剤と柔軟剤を併用

 菌が増殖しやすい梅雨は、除菌や抗菌効果のある洗剤をチョイス。柔軟剤は脱水後のタオルの水分量を減らし、より早く乾かす働きもあるので、ぜひ取り入れたい。抗菌効果のあるものなら、より安心だ。さらに洗濯時に、粉末タイプの酸素系漂白剤を一緒に入れるのもおすすめ。高い除菌効果が期待できるうえ、黄ばみなどの解消にも効果あり。

2. 7~8割でスムーズ洗い

 外干しができないと、つい洗濯物をため込んでしまいがちだが、詰め込み洗いは悪臭の元凶に。容量いっぱいまで詰め込むと、洗浄力は格段にダウンし、汚れは1/3程度しか落ちないこともある。洗濯物は、洗濯機の容量の7~8割程度に収めるのがベスト。縦型洗濯機でいえば、洗濯槽が5cm程度見えるまでにとどめよう。

洗濯物の量で汚れ落ちに差が

 衣類を洗濯槽のいちばん上、真ん中、いちばん下に入れたときの洗浄力を調べた。容量の7割なら、どこに入れても洗浄力に変化はないが、詰め込み洗いをすると、いちばん上に入れた衣類の汚れ落ちは1/3に。

適切な量の目安

OKパターン

洗濯機に入れ込む量は7〜8割にとどめる
洗濯機に入れ込む量は7〜8割にとどめる

NGパターン

洗濯機にギリギリまで詰め込むのはNG
洗濯機にギリギリまで詰め込むのはNG

3. 汚れを落としやすくするテクを実践

・においの気になる肌着や靴下は“裏返し”

裏返しのまま洗うのがポイント
裏返しのまま洗うのがポイント

 肌着や靴下などは、皮膚と接触している面に汚れが多く付着しているので、裏返しのまま洗って。洗濯機の水流やほかの衣類とこすれるなどして、洗濯機の機械力が直接作用するので、汚れ落ちがアップする。子どもの靴下などの泥汚れや黒ずみ汚れなら、表に返して洗濯を。汚れがあるほうを表にして洗うのがポイント。

・汚れやにおいの気になる衣類は“洗濯槽の下”へ

 縦型洗濯機の場合、洗濯機の下のほうにパルセーターといわれる回転羽根がある。これが回転することで、渦巻きのような水流を起こし、水中で衣類が舞うように動いて汚れが落ちる。パルセーターに近いほど水流は強く、汚れをはがす機械力がパワフルなので、においが気になる靴下、肌着、タオルなどは洗濯槽の下に入れて洗濯を。汚れやにおいの除去力がアップする。

4. つけおきでしつこいにおいを完全オフ

つけおきでしつこい匂いをストップ
つけおきでしつこい匂いをストップ

 頑固なにおいは、酸素系漂白剤を使ったつけおき洗いで撃退。粉末タイプなら、40度程度のぬるま湯5lに適量を溶かし、衣類を30分から2時間程度つけておく。液体タイプなら、ぬるま湯5lに、洗剤を水30l分の使用量を入れ、液体酸素系漂白剤を適量入れて、同様につけおきを。その後は、液体タイプなら洗濯液ごと洗濯槽に入れて、スイッチオン。粉末タイプならつけおき液ごと入れ、洗剤を加えて洗濯を。