「一流のお笑い芸人さんって演技させてもやっぱり一流なんです。アドリブにも強いし、頼りになるのでドラマ制作の現場ではキャスティングに芸人さんの名前が必ず挙がります」

 と、ドラマ制作関係者が明かす。

好きな芸人役者ランキング

 今期ドラマでも芸人が数多く出演している。『マイファミリー』(TBS系)には富澤たけし(サンドウィッチマン)、『インビシブル』(TBS系)では原田泰造(ネプチューン)など、脇で渋みを利かせるパターンや『しろめし修行僧』(テレビ東京系)の岡部大(ハナコ)など主役を張る芸人も。

 今期に限らず芸人がドラマに出るのは今や当たり前。そこで、好きな芸人役者、見ていられない芸人役者を30代以上の女性1000人にインターネットでアンケートを実施。さまざまな名前が挙がったが、得票数上位5名を選出した。はたして好感を持たれているのは?

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「優秀なコント師は演技も優秀だと思った」(42歳)、「焦った姿が抜群にうまい」(37歳)、「哀愁を漂わせながらも悲しくなりすぎない絶妙な演技は彼にしかできない」(51歳)

 栄えある1位は、芸人の祭典・キングオブコントの頂点にも輝いたことのある東京03の角田晃広(48)。東京03は巧みな構成のコントが人気で、全国ツアーは即完売の動員力を誇るお笑いトリオだ。

1位 角田晃広(東京03)210票

「納得の1位ですね。東京03さんのコントは高い演技力が必要とされるので、ボケ担当の角田さんの力量は相当なもの。'11年ごろからテレビドラマにゲスト出演するようになり、'19年にはNHK大河ドラマ『いだてん』のドラマ終盤に華麗な変身を遂げるタクシー運転手を好演。

 演技力には定評のある角田さんでしたが、その地位を不動のものにしたのは、TBS系で'20年に放送された『半沢直樹』の三木役でしょう。銀行員の哀愁をうまく表現していました」(ドラマ関係者)

 昨年の『大豆田とわ子と三人の元夫』('21年フジテレビ系)では、2番目の夫を熱演。プロデューサーに「角田さんじゃないと出せない味」と言わしめた。次はどんな役を演じてくれるのかと楽しみだ。

 続いて2位にランクインしたのは、1位の角田の事務所・人力舎の先輩・アンジャッシュの児嶋一哉(49)。

2位 児嶋一哉(アンジャッシュ)170票

「どこにでもいそうな感を出せるのがすごい」(44歳)、「コメディーもシリアスもできる。『おっさんずラブ』('18年テレビ朝日系)の役と『半沢直樹』の笠松が同一人物には見えない」(52歳)

 前出のドラマ関係者は、

「児嶋さんも角田さん同様、コント師ですよね。アンジャッシュのすれ違いコントもやはり演技力が必要とされますから」

 ドラマウォッチャーの神無月ららさんも太鼓判を押す。

「癖のないルックスは市井の公務員もぴったりだし『半沢直樹』の頭の切れる政治家秘書もイケてしまう。ご本人が変なプライドを本業に持っていない分、演技の仕事にも謙虚に向き合われているんじゃないでしょうか? 自分の役者の才能にあまりピンときていないフシも感じます」

 すれ違っていた(?)相方の渡部も今春からテレビに復帰。コンビとしての活動も期待。