ギャラ未払いに「嫉妬されていたのかなって」

 お金を巡って両者の関係はさらに悪化。ことあるごとに “調子に乗るな”と恫喝されるようになった。

植毛手術後の3月末、元妻に予定があったので、娘を自分が預かることになったのです。その夜、酔った勢いなのかK氏は“おまえの子どもも、おまえと同じようなダメ人間になる”とか“ここから出ていけ”と怒鳴り出して、もうダメだなと思いました

 2人との決別を本格的に考え始めた壱成。その翌日、純一から絶叫まじりの電話が入ったという。

父から “マトリがそっちに向かっているから、その場から逃げろ”と電話があったんです。もちろん、父の勘違いなのですが、もうここにいたくないと思っていたので、ちょうどいい機会だなと思いました。すぐさま近くに住む友人を呼び出して、明け方に彼の車で逃げたんですよ

 雪が残る群馬の山中から脱出した壱成は、そのまま東京へ。その後、一定の距離を保つためK氏とT氏に業務提携を提案するも拒絶される。以後、連絡をとらなくなった。

未払いのギャラは諦めました。芸能界ってときどき高額な仕事が発生したりするじゃないですか。たぶん嫉妬されたのかなって思います……

 両者の見解が食い違うことになったが、なぜ純一は壱成に“マトリが来る”などと物騒なことを言ったのか。

父は以前から、クスリをやっていないかと心配する電話をくれていたんです。あと最近は自粛期間中の飲み歩きのバッシングを受けてから精神的に弱っていて、思い込みも強くなっています。自分が雪山のホテルに滞在していることを知って、変な想像を働かせたのかもしれません

 純一の所属事務所に、壱成へ電話をかけた真意について問い合わせたが「ノーコメント」とのことだった。

 壱成の再スタートが成功するか否かは“新マネージャー・ゆうちゃん”にかかっている!