2021年11月中旬の夕方ごろ、有吉弘行とデートしていた夏目三久
2021年11月中旬の夕方ごろ、有吉弘行とデートしていた夏目三久
【写真あり】「なんちゅう服着てるんだよ」有吉も参った夏目三久の超ミニ姿

 しかし、この有吉の話がネット上で物議を醸すことに。上島さんのことを「タブーにしたくない」という有吉の気概を感じ取った視聴者がいた一方、亡くなってからまだ日が浅く、また自死であったことから、

≪これ笑い話なの?≫
≪ちょっと年数経ってからならまだしも今ネタにするのは…≫
≪どういう意図で話してるのか分からないけど、笑えないよ…≫

 といった戸惑いを訴える人が散見され、また、

≪お経一緒に読む事は信心深い人や年配の方は普通≫
≪お焼香の回数も宗派に合わせてちゃんとしたかったのかと≫
≪松村さんなりにきちんとした形で上島さんを送ってあげたかったんでしょう
その姿を異常として笑い話にしようとするのは如何なものかと≫

 など、松村の行動は「おかしくない」と指摘しつつ、有吉の笑いのスタンスに疑問を呈する人が多数見られたのだ。

死者を“聖人化”することが許せない

「おそらく、松村の行動が上島さんの葬儀での話ではなかったら、有吉の発言は特に問題視されなかったのでは。上島さんの死に大きな衝撃を受けていたであろう松村の行動を、一方的に“笑う”という行為だけに、『受け入れられない』という人は少なくなかったのかもしれません」(同・前)

 またそれとは別に、そもそも有吉が上島さんの葬儀の話を、バラエティでネタにしたという点に、疑問を抱いた人もいた様子。

「というのも、訃報が流れた後、有吉が今年1月2日放送の『サンドリ』で、ゲスト出演していた上島さんに対して『志村(けん)さんが亡くなってもう1年半になりますけども、志村さん寂しくて「竜ちゃん寂しいよ」って天国で呼んでるんじゃないですか?』とイジッたことがネット上で掘り起こされ、『こんなこと言うもんじゃない』『後悔しているのでは』などと、ちょっとした騒ぎになっていたんです。有吉の上島さんイジりが酷いと感じていた人は、葬儀の話で笑いを取ること自体に、違和感を覚えたのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 しかし、有吉は、「今後もメディアで、上島さんのことはもちろん、葬儀をめぐる話も、笑い話として伝えていくだろう」(編集者)との声もある。

松村邦洋と上島竜兵さん
松村邦洋と上島竜兵さん

「有吉は、死者を“聖人化”することが許せないタイプなんです。2021年1月24日放送の『サンドリ』では、志村さんの死後、Twitterで『人を傷つけない笑いやっていた』といった声があることに対し、『違う違う。志村さんはいっぱいそういう笑いもしたし、めっちゃエロいネタもやってます』と真っ向から反論。そんな下品なネタがあったからこそ、『我々は大好きになった』と熱弁を奮いながら、『ふざけんなよ、何言ってんだ、バカがよ』と激怒していました」(芸能プロ関係者)

 また2020年9月27日の放送回でも、やはり志村さんの笑いが“美談”にされていることを不服であると訴え、天国の志村さんも「なんだよこれ」と言っているだろうと、「上島さんとも話している」と明かしていた。

つまり上島さんもまた、死後に芸人が妙に聖人化されたり、そのエピソードが美談になったりすることに違和感を覚えていたわけで、有吉としては、その思いを大事にしようとしているのではないでしょうか。今回のケースでは、上島さんの葬儀をめぐるネタに、松村が“巻き込まれた”格好なので、その点に関して同情の声が出るのも致し方なしですが、今後も有吉は、上島さんのことを笑いのネタにして、イジッていくことでしょう」(同・前)

 これもまた、有吉なりの“弔い”ということか――。