小林麻耶さんに初めてお会いしたのは2005年。島倉千代子さんが、私が事務所社長時代にTBSの番組『チューボーですよ!』に出演したんですね。その時にアシスタントをされていたのが麻耶さんで、ご挨拶させてもらいました。

 そのご縁もあり、昨年末に出演舞台を観にいったら、演技がとてもうまくて驚いたんです。役のイメージにも合うなと思って、私が監督・脚本を務める映画『SPELL〜呪われたら、終わり〜』に出演をオファーしました。

過去にあった事実無根の報道

 その後、映画の打ち合わせで國光吟さんも交え、何度もおふたりにお会いしてますけど、すごく親切でひたむき。作品作りに真剣に取り組んでくれて、麻耶さんを献身的にサポートされている吟さんは誠実な方だと私は思います。

 とても報道にあるような洗脳状態とは思えません。これは私の周りのスタッフや映画で共演する俳優の大村崑さんも、みんなそう言ってますし、監督として出演者を守るのは私の責任でもあると思ってます。

 週刊誌の記事で麻耶さんが記者の質問に筆談で答えたという報道がありましたよね?あれは私の経験上、直接記者と会って話した方がいいですよ、と私がホテルでセッティングしました。

寺西優真&大村崑W主演の映画『SPELL〜呪われたら、終わり〜』は2023年公開予定

 快く麻耶さんと吟さんは来てくれたのですが、取材早々、締め切りが迫ってて時間がないと焦る記者が、「お仕事がすべてなくなった、今の心境は?」と麻耶さんに失礼な質問をしたんです。辛かった思いが一気にこみ上げたのでしょう、それを聞いた麻耶さんは泣いてしまいました。麻耶さんは、それからしばらく言葉にならなかったのでコメントを書いて記者に見せた、そして吟さんが対応しただけ、それが真相です

 私自身、2008年に週刊誌に捏造記事を掲載されたことがあります。私は2002年、大学生の時に『ありがとう眞紀子さん』というエッセイを出版しました。政治家の田中眞紀子さんには祖父を通じてお世話になって、幼い頃に父と母が離婚した私にとっては東京のお母さんのような存在だったと本にも書きました。

 受験の時にはお守りを贈って下さったり。ところが、当時一部の週刊誌には、私が眞紀子さんの隠し子だと言って人を騙して仕事をしている、と事実無根の内容が掲載されました。それで弁護士に相談し裁判を起こしたんです。