第7位:城島茂(TOKIO)/19票

 意外なメンバーとも思われる人物が第7位に入った。TOKIOのリーダーである城島茂(51)だ。TOKIOはバンドスタイルのため、世間一般にはあまり踊る印象が強くないが、城島は光GENJIのバックダンサーであった「平家派」にも属していた経歴を持つ。

「あまり踊らないんだけど、テレビで1回だけ見た時キレッキレッだった」(20代・男性)
「何度か見たら、うまくてびっくりした」(10代・男性)
「リズム感を感じる」(70代・男性)

 なお、19票のうち17票が男性からという結果に。城島は、他のジャニーズアーティストとは異なる立ち位置を確立しているようだ。

第8位:亀梨和也(KAT-TUN)、長尾謙杜(なにわ男子)/各16票

 第8位には同票で、KAT-TUNの亀梨和也(36)となにわ男子の長尾謙杜(19)が入った。

 亀梨は、'15年のドラマ『セカンド・ラブ』でコンテンポラリー・ダンサーの役を演じ、またライブツアーにてソロでコンテンポラリーダンスを披露したこともあるなど、幅広いテイストのダンスを得意とする。そんな彼へのコメントは、安定感を評価するものが多い。

亀梨和也
亀梨和也

「安定していて、スタイルも良い」(60代・女性)
「そつがない」(40代・男性)
「キレがある」(10代・男性)

 一方の長尾は、大健闘といっていいだろう。というのも、このようなアンケートでは、お茶で広く知られる人物に票が集まりやすい。そんななか、'21年11月にCDデビューしたばかりでかつ10代の長尾が「ダンスが上手い」と評価を集めるのは、特筆すべきことだ。

なにわ男子の長尾謙杜
なにわ男子の長尾謙杜

「テレビで見て、うまいと思ったから」(30代・男性)
「ジャニーズの王道のダンスと思いました」(20代・女性)

 なお、集まった16票のうち10票が10代・20代からという結果に。若い世代のなかで認知度が高まっているようだ。

第10位:二宮和也(嵐)、ラウール(Snow Man)/各14票

 第10位も同票で、嵐の二宮和也(39)とSnow Manのラウール(19)が並ぶ。

 二宮は、「直感的にダンスを覚えられる天才肌」であることがファンの間では有名な話。その点に触れるコメントも多かった。

二宮和也
二宮和也

「振り入れが早いから」(10代・男性)
「嵐のコンサートでダンスが上手いと思ったから」(40代・女性)
「ダンスのシーンをテレビでみたことがあるから」(10代・男性)

 なお、嵐では相葉雅紀(39)が12位、櫻井翔(40)が14位につけており、5人すべて上位にランクインした。

 ラウールは8位の長尾と同じく19歳。こちらも大健闘のランクインといっていいだろう。ラウールに対しては、身長が190㎝、かつ手足の長い恵まれたスタイルの体で表現するダンスへのコメントが寄せられた。

コンサートでメンバーにリップクリームを塗ってあげるラウール
コンサートでメンバーにリップクリームを塗ってあげるラウール

「ビジュアルからしてもダンスが映えてより上手に見えるから」(10代・女性)
「背が高く美しいから」(40代・男性)
「ダントツでダンスが上手でかっこいい。息をするのも忘れるくらい綺麗なダンス」(30代・女性)

◇     ◇     ◇

 今回の調査では、30代後半以上のいわゆるベテランに加えて10代、20代の若手もランクインする結果となった。

 昨今の音楽シーンでは、高いクオリティのダンスを売りにするK-POPアーティストたちの活躍が目覚ましいが、近年はジャニーズ事務所も世界を意識した戦略も見受けられる。'22年に入ってジャニーズJr.のTravis JapanがLAにダンス留学しており、ジャニーズアーティストのダンススキルはさらに高まっていくものと予想される。

 今後、日本はもちろん世界を席巻するジャニーズアーティストが現れるのか、注目したい。