「このチャンスを逃すまい」とメディアが躍起に

6月24日に放送された日本テレビ系の『スッキリ』では、同番組の人気コーナー『クイズッス』のナレーションを務める“天の声”を竹内さんが担当しました。声のみの出演のため、みんな最初は誰なのかわからなかったんですが、VTRで登場したKinKi Kidsが種明かしをするとスタジオは騒然。MCの加藤浩次さんは“えっ? ヤバくない?”と興奮していましたね」(同・テレビ誌ライター)

 テレビだけでなく、アルバム発売前後には20本以上のラジオに出演し、『BRUTUS』などの雑誌でも特集を組まれた。驚異的な盛り上がりを見せているが、山下がここまでプロモーションに奔走するのは、オリジナルアルバムの発売が“11年ぶり”だということが大きい。

「所属レコード会社は功労者である山下さんのCDは“絶対に売ろう!”という使命感のようなものがありますからね。スタッフの熱意を受けて、ご本人もプロモーション活動をすることに前向きだったといいます」(レコード会社関係者)

“もう来年、古希なので、人間が丸くなってきた”とも話していた山下。さまざまな条件がそろったことで、“テレビ出演”が実現した。

「“出てもらいたいけど、まず無理だろう”と制作側は思っていたはず。そこにレーベル側から“稼働できます”と言われたら、オファーしない人はいないでしょう」(同・レコード会社関係者)

 レコード会社とメディアの両者にとって、逃すことのできないタイミングでもあった。

「次のアルバムリリースに、また10年ほどの期間を要するとしたら、山下さんは80歳近く。もしかしたら音楽活動をしていない可能性もありますからね。メディアとしてもこのチャンスを逃すまいと、前のめりになったんだと思いますよ」(同・レコード会社関係者)

 次は山下がテレビで歌うところを期待してしまうけど……さすがに求めすぎ!?