しかし、織田のように“時代にそぐわないセクハラ発言”で物議を醸してきた俳優はほかにも。最近だと、高嶋政宏がたびたび炎上している。高嶋は18年に著書「変態紳士」(ぶんか社)を出版し、SMが趣味であることも明かすなど、自ら“変態キャラ”を売りにしているところはあるが……。

「高嶋は今年4月からスタートした情報バラエティ『ポップUP!』(フジ系)の木曜パーソナリティを務めていますが、さっそく同7日のロケで、同行していた佐久間みなみアナにセクハラを連発していました」(テレビ局関係者)

「倫理観がおかしい」「下品すぎる」の声

 佐久間アナが「(お土産を持たずに)手ぶらでは行けないので」と発言したのに対し、高嶋は「え? 手ブラ?」と聞き返し、自身の両胸に手を当てるジェスチャーをして見せた。

 そして目的の店では、店主が米の研ぎ方を説明する場面で「味の濃いのが好きなら……」と述べた際、高嶋は「濃い〜の好きなんですよ」「濃い〜のどう?」と、佐久間アナに振っていた。

 ネット上には当然、「高嶋がセクハラばっか言ってて、気持ち悪かった」「すっと下ネタで、放送事故かと思った」「佐久間アナに同情する」といった声が噴出。

「なお、高嶋は6月9日放送の『ポップUP!』で女優・市川由衣をゲストに迎えた時も、過去の共演時に“台本にはなかったが、アドリブで自分から市川にキスをした”と明かし、やはりネットユーザーの間では“セクハラでしかない”“市川さんは立場的に断れなかっただろうし、最低だよ”“キモすぎる”などと問題視されていました」(同・前)

 そんな高嶋と同じく変態キャラで知られるのは、福山雅治。俳優だけでなく、ミュージシャンとしても活躍してきた彼は、2020年放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に登場した際、韓国からのリモートで出演した人気ガールズグループ・TWICEメンバーに対して“セクハラしていた過去”が発覚した。

 福山とTWICEはこれ以前にも同番組で共演しており、その時はお互いに東京のスタジオで顔を合わせていた。リモートではTWICE・モモが前に福山と共演したことを振り返り、「1人1人にパンツをプレゼントしていただいて、すごくビックリした」とコメント。

 これを受け、福山は「迷惑なおじさんでしたね。ごめんなさいね」と謝罪していたことから、パンツを送ったのは事実だったもよう。モモが社交辞令で「嬉しかったです」と述べると、福山は「必要であれば送りますんで、また」と返していたが、ネットは騒然。「おっさんが若い子に下着を送って笑ってるの、セクハラじゃん……」「福山がエロいおっさんキャラなのは知ってるけど、何しても許されるわけじゃないよ」「ただの変態おじさん」「パンツ配りおじさん」などと言われてしまっていた。

 また、16年放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕されたニュースを取り上げた際、番組MCの梅沢富美男も失言している。

 当時、レギュラー出演していた橋本マナミが、他番組で逮捕前の高畑から求愛されていたものの「友達としてもない」とバッサリ振っていたという話題から、梅沢は「おまえ(橋本)が一番悪い」「(橋本が好きなタイプとして公言している漫画家の)蛭子(能収)にヤラせるぐらいだったら、高畑にもヤラせておけば良かったんじゃないの」と、冗談めかしてコメント。

 橋本は「蛭子さんにヤラせてないです!」と言い返していたが、ネット上では「梅沢の発言は、女性蔑視にあたるのではないか」「倫理観がおかしい、愚かな発言だよ」「セクハラもいいところ」「橋本さんは何も悪くないし、梅沢はウケ狙いだったのかもしれないけど下品すぎる」などと炎上していた。

 梅沢ほど高齢になると、時代に合わせて発言を変えていくことは難しいのかもしれないが、視聴者が不快になるのも仕方がない。時代錯誤な発言で仕事が減少する恐れがあると考えれば、やはりタレント側に意識改革してほしいところだが……。