テレワーク中の健康アイテムとして“相当推せる”

 そこで注文しようとネットで調べてみた。

 すると、色とりどりのふんどしが出てきて、お祭りで男性が履いているふんどしとはずいぶんイメージが違う……。

 おもな種類は2つ。1mほどの長方形の布の端に紐をつけた「越中ふんどし」と、越中ふんどしが簡略化された「もっこふんどし」。その2種類に加えて、もっこふんどしを現代に合わせてアレンジした商品がいくつもある。

「一生ふんどしなんです」とバラエティー番組で告白した本仮屋リイナ。手にしているのは「もっこふんどし」(本人のインスタグラムより)
「一生ふんどしなんです」とバラエティー番組で告白した本仮屋リイナ。手にしているのは「もっこふんどし」(本人のインスタグラムより)
【写真】「ベストフンドシストアワード」を受賞した芸能人たち

 現代版のふんどしはショーツに近く、股の部分が体のラインに沿ってくぼんでいるため、布が余って不便ということもなさそう。

 素材は、オーガニックコットンやリネンなどを使っており、防菌・消臭効果にも優れているものが多い。デザインは、シンプルなデザインのものからおしゃれなレースが施されたものまで幅広い。

 注文したのは税込2200円のもっこふんどし。いざ、サイズを選ぼうと思ったら表記がない。ふんどしはひもの調節しだいでサイズを変えられるため、サイズを選ぶ必要がないのだ。

 到着した日の夜、さっそく履いてみると……最初に驚いたのは圧倒的な軽快さと涼しさ! 今まで意識していなかったが、普通の下着は風通しがかなり悪かったことがわかる。

 次に驚いたのは安心感。パンツが健康によくないのであれば、ノーパンでいいのではないかと密かに思っていたが、ふんどしがあるだけでなにもはいていないとき特有の不安感がない

 にもかかわらず、まるで履いていないかのような軽さがあり、ストレスがゼロ。これなら快眠に効果があるというのもうなずける。

しかしながらこの緩さでの通勤は、やや心もとない気も。テレワーク中の健康アイテムとしては、相当推しだと実感する。

中川ケイヂさんとアイビー大腸肛門クリニック院長山田麻子さんの共著『夜だけ「ふんどし」温活法〜寝ている間に「冷え太り」解消!〜』(大和書房)
※画像をクリックするとAmazonの販売ページへジャンプします