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ー 萌歌がお忍びで訪れた表参道

「私は『adieu(アデュー)』という名前でアーティスト活動をしていて……」

 8月16日、TOKYO FMのレギュラー番組でそう改めて自己紹介したのは、女優の上白石萌歌。NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインの妹役を務めるかたわら、音楽活動やCM出演など活躍の場を広げている。

「姉の萌音は昨年、朝ドラカムカムエヴリバディ』でヒロインを熱演し、“国民的女優”の階段を一気に駆け上がった。妹の萌歌も、初めての朝ドラ出演とは思えないほどの存在感を発揮。“脚本にツッコミどころが多い”と指摘する声がある中、彼女の歌声と三線は絶賛されています」(テレビ誌ライター)

 学生役や娘役といったイメージが強い萌歌だが、8月26日に公開される映画『アキラとあきら』では、竹内涼真や横浜流星とともに初めての社会人役にも挑戦。その勢いはとどまるところを知らず、

「来年の1月クールには、テレビ朝日系で西島秀俊さんが主演を務める刑事ドラマへの出演が決まっているそう。さらに4月クールには『恋はつづくよどこまでも』などの人気ドラマを生み出したTBSの火曜10時枠でヒロイン役を務めると報じられました」(同・テレビ誌ライター)

 2011年の『東宝シンデレラ』オーディションを機に芸能界入りを果たした上白石姉妹。グランプリに輝いたのは当時10歳だった萌歌で、萌音は審査員特別賞だった。

「同じ女優の道を歩んできたふたりは、姉妹というより友達に近い関係性ですが、“ライバル”という意識も持ち合わせています。出演作の感想を言い合ったり、お互いの台本読みに付き合ったり。先に女優として注目されたのは萌音でしたが、萌歌も後を追うように力をつけています」(芸能プロ関係者)

萌歌がお忍びで訪れた表参道

『私が撮りたかった女優展』のメインビジュアルには上白石萌歌が起用された(公式SNSより)
『私が撮りたかった女優展』のメインビジュアルには上白石萌歌が起用された(公式SNSより)

 “お茶の間の人気者”になった姉妹は、休む間もない日々を送っている……と思いきや、お盆真っただ中の8月12日、東京・表参道で萌歌の姿が目撃された。

「期間限定で開催されていた『私が撮りたかった女優展』という写真展に来ていました。これは、新進気鋭の写真家たちが撮影したい女優を撮る企画展で、萌歌ちゃんも被写体のひとり

 彼女のファンも多く来場していたので思わぬ“本人登場”に大興奮でした。

 ファンに声をかけられると快く応じて、展示作品のそばに直筆メッセージを書くなどノリノリな様子でしたよ」(居合わせた女性客)

 2019年から開催され、今回で4回目となる同展では、過去に萌音もモデルになっている。

「常にどちらかの背中を追う形になるのは、姉妹女優の宿命。比較されることが多く、萌歌は姉に対して劣等感を抱いていた時期もあったといいます。今回、写真展にお忍びで訪れ、ファンが喜ぶ姿を目の当たりにしたことは自信につながったのでは」(前出・芸能プロ関係者)

 22歳の夏、萌歌はまたひとつ大きくなった。