息子2人からのメッセージ

「“いつまでこんなことやるんだろう”というのが率直な気持ちです。鈴木氏は“話し合いの場がほしい”と言っているそうですが、現時点ではそんな連絡は来ていませんので、法的なことは代理人を通して着々と進めています」

 千葉さんのいない1年は、やはり寂しさが拭えなかったようで……。

「電話が鳴ると“あれ、千葉さんかな”とか……亡くなったのが頭ではわかってるはずなのに、気持ちが追いつかない部分があります」(西田氏、以下同)

 一周忌のタイミングでも2つの会場で催しが開かれることとなったが、“分裂”報道についてはこう語る。

「千葉さんのためになることであれば、偲んでくれるのは、いつ誰がどこでやってくれても構いません。今回の法要も、あくまで千葉さんの遺志に沿った場所で執り行っただけで、樹里さんたちの『偲ぶ会』に反対しているとか、そういうわけではありません」

昨年6月、『週刊女性』で千葉真一さん生前最後のインタビューでの1枚。写真は一周忌の法要でも飾られていた
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【秘蔵写真】千葉真一さんと野際陽子さんが婚約したての若かりしころ

 故人の考えを尊重して行われた一周忌。残念ながら欠席となった息子たちの様子はというと……。

「2人とも仕事の都合で参列できませんでしたが、真剣佑は、もう少し後に帰国予定だったところをかなり早めてくれていたんです。ただ、それでも間に合わず……。

 けれど、代読させていただいた挨拶に加えて、真剣佑からは明るく“よろしくね”、郷敦からは神妙そうな感じで“よろしくお願いします”と、それぞれ前向きなメッセージをもらいましたよ。今日もそれぞれ、現場で手を合わせてくれています」

 2人の性格を物語る温かいエピソード。複雑な事情から別の道をたどることとなっている子どもたちも、父を思い見上げるのは同じ夏空。