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ー ブラピ取材時は神対応

 ブラッド・ピット(58)が主演映画『ブレット・トレイン』(9月1日公開)のプロモーションのため3年ぶりに来日した。

 伊坂幸太郎原作で世界一運の悪い殺し屋を演じたブラピ。東京都内の寺院では厄除けを初体験し「すべてが美しい体験で、ちょっと涙目になるくらい感動しました」

 また、東京発・京都行きの超高速列車が舞台になっていることにちなみ、史上初の走行中の新幹線内での“動くレッドカーペット”イベントでは「映画を撮影した現場にいるような感覚。デジャブのようでした」とブラピ。

 本人いわく14回目の日本での“初めてづくし”。いい思い出になったかな?

ブラピ取材時は神対応

 ブラッド・ピットの初来日は1997年に『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のプロモーション。その会見には500人もの報道陣が詰めかけた。

「 '92年公開の出演作『リバー・ランズ・スルー・イット』が単館系ロードショーながらロングランヒットして人気になりました。

 その後は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』( '94年公開)でトム・クルーズと共演し、連続猟奇殺人事件を追う刑事を演じた『セブン』( '95年公開)が大ヒット。

『12モンキーズ』(同)でゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞しました。正統派イケメンで出始めのころはセックスシンボルのように扱われたりしましたが、演技力でお墨付きを得た。映画雑誌の人気投票では上位の常連でした。

 そうした状況のなか初来日し映画配給会社には問い合わせが殺到。お忍びで歌舞伎を観劇に出かけたときには歌舞伎座周辺が聞きつけたファンで大混乱しました」(映画ジャーナリストの鈴木元さん)

 ハリウッドスターのなかには滞在中の“わがまま”な振る舞いも聞く。

「取材時間など平気で遅れるスターもいましたがブラピはそういうことが一切なくプロフェッショナル。悪い噂も聞きません(笑)」映画宣伝会社スタッフ)

「インタビューをしたときの印象は物腰がやわらかい。通訳を介して20分程度でしたが、質問の内容について時間をかけて考えて丁寧に答えてくれました」(鈴木さん)

『Mr.&Mrs.スミス』(2005年公開)の共演がきっかけで後に結婚したアンジェリーナ・ジョリー(47)と子どもたちを連れて来日した際には会見で、子どもたちにオススメの場所を逆取材するなど優しい父親の顔を垣間見せていた。

ハリウッド俳優のなかでも名前で(劇場に)観客を呼べる数少ないマネーメイキング・スター。ほかにはトム・クルーズ、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオくらい。次世代の人気スターが見当たらないので最後の世代ではないでしょうか」(鈴木さん)