FAの場合はメジャー最高年俸も

 来シーズンが終わるとFA(フリーエージェント)となり、全球団と交渉可能。その前に大型契約を結ぶ選手もいるが、大谷はどうなのか。

「球団が複数年契約を打診する可能性はありますが、オーナーによって球団の考え方は変わってくるので、大谷選手は簡単には受け入れないと思います。オーナーの離婚騒動に球団が巻き込まれたケースや、年俸を抑えるため優勝直後に主力選手を放出するなど、悪評の高いオーナーもいるので、まずは1年契約で様子を見るのが妥当です」(梅田さん、以下同)

 その後に移籍するかどうかはチーム成績によって変わる。

「チームが優勝争いに加われていないと、優勝を狙う上位球団からオファーが来て移籍する可能性が高いです。反対に優勝を狙えるほどエンゼルスが強くなっていれば、来オフにFAの権利を得ますが、勝ちへのこだわりが強い大谷選手は残留する可能性も高い」

大谷翔平の1つ先輩の上原健太投手(写真右)。'21年から“2刀流”を宣言した(本人インスタグラムより)
大谷翔平の1つ先輩の上原健太投手(写真右)。'21年から“2刀流”を宣言した(本人インスタグラムより)
【写真あり】大谷翔平、狩野舞子以外に噂された美女とのツーショット

 ベーブ・ルース以来、104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打を達成。2年連続のMVP候補にも挙げられているが、年俸はどうなるのか。

「現在の大谷選手の年俸は550万ドル(約7億円)。来季は3000万ドル(約41億円)と予想する現地メディアも。FAとなれば現在のメジャー最高年俸の4330万ドル(約59億円)を超えるといわれています。あとはエンゼルスがお金を出すかどうか。新オーナーの意向にかかっています」(前出・スポーツ紙記者)

 ファンが待っているのは勝てるチームでの“SHOW TIME”。良いオーナーに巡り合ってほしい。


梅田香子 スポーツライターとして、野球のほかフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う