「彼らは必死ですよ。何せ来年、2023年3月31日には、滝沢改革でも肝入りの“ジャニーズJr.定年制度”が適用されます。毎年の3月31日までに満22歳を迎えたJr.が、ジャニーズ事務所と活動継続の合意に至らなければ契約を終了するというもの。

 中には22歳を迎える、すでに越しているJr.もいるわけで、もしかしたら来年3月で“クビ”を言い渡される可能性もある。タッキーは副社長として、子会社『ジャニーズアイランド』の社長として冷徹な判断を下すと思いますね」(前出・芸能ライター)

“デビュー”がエサとなっていた

 片や“定年制度”の導入は、「自身も13歳でJr.になった経験者ならではのやさしさ」と見るのは、多くのタレントを抱える老舗芸能プロのマネージャー。定年とする「22歳」といえば、一般では大学卒業の年齢だ。

「かつてジャニーズJr.の“黄金期”を築いた滝沢氏ですが、その裏でデビュー叶わずに10代、20代の時間を費やした、また夢破れて去った多くの仲間を目の当たりにしています。誰もが成功できる世界ではありません。いつまでも“デビュー”をエサにして囲うのではなく、別の進路を模索できる年齢の内に退所を促すのもやさしさでしょう。

 それにトラジャにしても、スノストにしても思いつきではなく、実に丁寧にデビューまでの計画や戦略を練った上で送り出しているように見えます。未来ある若者を預かる身として責任を持って、それぞれに目をかけているのはわかりますよ」

 ジャニーズの未来を背負って立つJr.、そして滝沢副社長というわけか。