鉄道の旅は国民とのふれあいが多い

「ホーム脇に自動車を横づけできる構造なので、列車からの車へのご移動は10歩程度ですんだようです。最後に宮廷ホームが使われたのは、 '01年5月。現在もホームや線路は残っていますが、最近では使われていないようです」

 時代とともに、原宿駅を通る山手線や埼京線、湘南新宿ラインなどの列車は増発され、過密ダイヤに。また他の列車がお召し列車と並走しないように調整される。そしてお召し列車の走行には特別ダイヤが組まれるという事情も。

「やはり、国民に負担をかけることは望まれるところではありませんので。令和になって、お召し列車が走行したのは1度のみ。 '19年9月、茨城での国民体育大会に向け、天皇ご夫妻は東京駅から出発されました」

 上皇さまは皇太子時代、夏は必ず一家で軽井沢に避暑に行かれていた。

'08年11月。スペイン国王夫妻とともに上皇(当時は天皇)ご夫妻がお召し列車に。茨城県つくば市を訪問された
'08年11月。スペイン国王夫妻とともに上皇(当時は天皇)ご夫妻がお召し列車に。茨城県つくば市を訪問された
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「軽井沢はおふたりが出会った思い出の地ですから。また御用邸でいうと、葉山へは車をご利用になりますが、那須や須崎へは鉄道を使われることが多いです。特に、天皇ご夫妻は那須がお好きという印象です。

 愛子さまは小さいころ、駅に集まった人々を見てお母さまの後ろに隠れてしまわれたことも。中学生くらいから積極的に手を振られたり、話しかけたりされるようになりました。自動車や飛行機での移動に比べ、やはり鉄道の旅は国民とのふれあいが格段に多いです。この3年は(コロナ禍で)控えられていましたが、世の中がさらに落ち着けば、再び鉄道でのご移動、そして国民とのコミュニケーションが復活すると思います」


撮影/JMPA