目次
Page 1
ー 国全体の議論に発展
Page 2
ー 7人そろっての活動再開に追い風
Page 3
ー できる限り最良の選択をした

《この度、BTSが兵役の義務を履行するための具体的な準備に着手しましたことをお知らせいたします》

 その知らせは、世界中のファンに衝撃を与えた。

国全体の議論に発展

「世界的な人気を誇る7人組の男性グループ『BTS』の所属事務所は、韓国の男性に義務づけられている兵役の入隊期限が迫っていた最年長メンバーのJINさんが、近く入隊することを発表。ほかのメンバーも順次、兵役に就く予定で、所属事務所は“3年後の'25年ごろにグループとしての活動を再開したい”としています」(スポーツ紙記者)

 JINの入隊に関しては、国全体の議論にまで発展した経緯がある。

「韓国では通常、男性は18歳から満28歳の誕生日を迎えるまでの間に、2年間の兵役に就かなくてはならない。しかし、'21年に施行された“BTS法”とも呼ばれる改正法によって、大衆芸術の優秀者に限り、期限を30歳になる年の年末まで延期できるようになりました。

 これはBTSによる国への高い貢献が認められた特例措置でしたが、延期であって免除ではない。12月に30歳の誕生日を控えているJINさんのため、免除制度を新たに拡大する議論もありましたが、最終的には期限を待たずして入隊することになりました」(同・スポーツ紙記者)

 過去を振り返ると、人気グループ『BIGBANG』は'18年にメンバーが相次いで入隊。リーダーのG-DRAGONが兵役を終えた際には大勢のファンが出迎えた。