目次
Page 1
ー 両親は息子が逮捕されたことを知らなかった
Page 2
ー 5年前にも起こしていた性犯罪
Page 3
ー あの子には死んでほしいと願っている

「ええっ! 息子が逮捕されたんですか? いえ、まったく知らなかった。警察からも連絡が来ていないので……」

 神奈川県平塚市の自宅で、容疑者の母親は記者の突然の訪問に、言葉を失った。

 13日、神奈川県警横須賀署は、強制わいせつの現行犯で無職の佐野浩孝容疑者(49)を逮捕した。容疑者は同日の午後5時30分ごろ、同県横須賀市の商業施設にある書店内で本を見ていた中学生1年生の少女(12)の胸をすれ違いざまに掴んだというもの。

「容疑者はすぐにその場を立ち去ろうとしたが、目撃者が追いかけて制止。110番通報で駆けつけた警察官に現行犯で逮捕されたわけです」(全国紙社会部記者)

 警察の取り調べに対して、佐野容疑者は、

「女の子の胸を触ったことに間違いはありません」

 と容疑を素直に認めているという。

両親は息子が逮捕されたことを知らなかった

 冒頭の母親は、涙を浮かべながら“被害者に申し訳ない”と深く頭を下げた。

「被害に遭った女の子は一生、事件のことを忘れられないかもしれない。それくらい、酷いことをしたと思っています。本当に申し訳ありません」

 容疑者は両親とともに実家に住んでいたが、“2か月ほど前に自宅からいなくなった”と父親は話す。

「数か月前にアルバイトの仕事を探してきて、働くようになっていたんです。その給料日が9月15日だったのですが、その日以来、どこかへ消えてしまった。こういうことはこれまでにもしばしばあって……。以前は携帯を持たせたこともあったが結局、出ないので解約した始末で……」(容疑者の母親、以下同)