目次
Page 1
ー 唐田は「自己評価が高い人」
Page 2
ー 「恩返し」できるほどの域に達していない
Page 3
ー 自己評価が高い人の「マイナス面」がプラスに働くことも
「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第79回 唐田えりか

 女優・唐田えりかが主演の映画『の方へ、流れる』が公開されました。俳優・東出昌大との不倫が「週刊文春」に報じられて以来、完全に悪者認定された感のある唐田サンですが、東出がとっくに復帰していることを考えると、唐田サンだけ復帰できないというのはフェアではない。けれど、人々の記憶に残るようなどデカい不倫をする人というのは、独特の思考回路を持っているのかもしれないとも思わされるのです。

 映画などエンタメ情報を配信するサイト『クランクイン!』のインタビューによると、唐田サンはオーディションで主役の座を勝ち取ったそう。「お仕事をお休みしていた時期に、事務所の方々と毎日いろいろお話させていだたいて・・・。こんなにも自分と向き合ってくださる方々がいるということに救われたし、変わらなければという思いがずっとあったんです。今はしっかりと作品に向き合い、いいお芝居をすることで、大切な人たちに恩返しをしたいという思いが、女優業への強い原動力になっています」と今後の抱負について語っていました。

唐田は「自己評価が高い人」

 イメージ回復のため、周囲のオトナから「こういうふうに答えなさい」と指導されている可能性も大アリですが、言葉のチョイスから想像するに、若さを差し引いても、唐田サンはなーんかちょっとズレているというか「自己評価が高い人」という印象を受けました。彼女に限らず、不祥事を起こした人が「恩返ししたい」と言うことはよくあることですが、恩返しとはそんな簡単なことではないと思うからです。