目次
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ー 秋篠宮さまからの“アシスト”
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ー 昨年詠まれた和歌の意味
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ー 佳子さまが落胆される理由

「3年の月日を経て、今日こうしてみなさんと一緒に新年を祝うことを誠にうれしく思います。年の初めにあたり、わが国と世界の人々の幸せを祈ります」

 雲ひとつない穏やかな晴天に恵まれた1月2日、皇居で『新年一般参賀』が行われ、天皇陛下が挨拶をされた。

秋篠宮さまからの“アシスト”

「新年にあたり、天皇、皇后両陛下が国民から祝賀をお受けになるために、午前に3回、午後に3回、皇室の方々が皇居・宮殿のベランダにお出ましになります。コロナ禍の影響で、昨年と一昨年は中止に。3年ぶりに実施された今年は、感染対策のため参賀者の数を規制し、10万人以上の応募から当選した約7300人が参入しました」(皇室担当記者)

 平成最後となった'19年の新年一般参賀には、全国各地から15万4800人超が訪れるなど、例年は“おしくらまんじゅう”状態だったが、今回は参賀者同士の距離が1メートル以上空けられた。

 コロナ禍以前から頻繁に参賀し、事前申し込みによる抽選制がとられた'23年も見事当選したという都内在住の柴山幸子さんは、例年との違いを振り返る。

「今年は大声を出すことが禁じられていたからか、“天皇陛下、万歳”などの声も上がらず、終始静かでしたね。十分なスペースが確保されていたので、持参した一眼レフで皇室の方々のお姿を撮影することができました。これまでの混雑具合ではカメラを構えることすら、ままならなかったのですが、今回はお顔もよく見えてうれしかったです」

 これまでとの“変化”は、ほかにもあった。

「'21年に成年皇族となられた愛子さまが、初めて参加されました。薄水色のドレス姿で1回目のお出ましに臨まれると、参賀者からは“お〜”と、控えめながらも歓声が。ベランダからの景色を初めてご覧になった愛子さまは、緊張したご様子でお隣の雅子さまに目配せをしながら、恥ずかしそうに手を振られていました」(前出・皇室担当記者)

 1回のお出ましは約5分間。“デビュー”を飾った愛子さまの初々しいお姿も見受けられた。

「お隣にいらした秋篠宮さまが、愛子さまに何かを語りかけながら手を大きくパーに開いて高く掲げられたのです。“こうやるんだよ”とお手本を見せられたかのようでした。愛子さまは、秋篠宮さまからの“アシスト”に笑顔で応じ、小刻みにお手振りを続けておられました」(同・皇室担当記者)