え! そうだったの!!『ミシュランガイド』トリビア

Q.調査にはどれくらいのコストがかかっているの?

A.調査員の飲食代、出張費、人件費。ただし、グローバルの調査員が来日することもあるし、星を決めるために何度も通うこともあるという。

2022年11月に発売された『ミシュランガイド東京2023』(C)MICHELIN ※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします
【写真】取材先でマスコットキャラのミシュランマンを発見!

Q.調査のときの領収書は「ミシュランタイヤ」で切るの?

A.調査員が会社の名前で領収書をもらうことはないという。「私が会社の名前で領収書をもらうとき、驚かれることはよくあります(笑)」(本城さん)

Q.調査員であることがバレたことはないの?

A.調査に関することは答えられないが、ミシュランの社員が身分を明かしたうえでお店に伺うことはあるそう。

Q.覆面調査員になるには?

A.基本的に募集を行ってはいないが、例えば料理の世界にいた・グルメ系のメディアで働いていた人など、スキルがある方をスカウトすることはありうるとか。夢が膨らむ?

Q.お店にはいつ掲載を伝えるの?

A.掲載候補店に必要な素材や情報提供の依頼をすることはある。また店舗へ発表会の招待状を送っているが、星を獲得したかは発表会までは伝えないという。

Q.三つ星店が掲載されなくなることはある?

A.ミシュランガイドの掲載条件のひとつが「一般のお客様はどなたでも食事ができること」。方針を変えて会員制になったお店が掲載条件から外れることなどがあるという。

Q.変わったジャンルのお店は?

A.料理カテゴリーごとに閲覧ができるが、世界中で1カテゴリー1店舗のものも多数存在。日本では「おにぎり店」「蟹料理店」などがある。

ミシュラン星獲得店に直撃!

「常連のお客様たちが喜んでくれたのが、いちばんうれしかったです」

東京・赤坂『アマラントス』オーナーシェフ・宮崎慎太郎さん(撮影/齋藤周造)
東京・赤坂『アマラントス』オーナーシェフ・宮崎慎太郎さん(撮影/齋藤周造)

 2021年のコロナ禍の中開業し、『ミシュランガイド東京2023』で一つ星の評価となった、たった8席のフレンチレストラン『アマラントス』。オーナーシェフの宮崎慎太郎さんが語る、ミシュランの“星”についての思いは──。

「星を獲得できたらいいなとは思っていましたが、それが目的だったわけではないです。ただ、もともと前職(都内一流ホテルの料理長時代に7年連続で一つ星を獲得)でやってきたものがベースとなっていることは事実です。カウンターのみではありますが、いろんなお客様がいらっしゃるので、どの方がミシュランの調査員かはわかりませんでした。

 今回一つ星の評価となり何が最もうれしかったかといえば、オープン以来支えてくれている常連のお客様たちが喜んでくださったことですね。

 一つ星レストランという誇りもありますが、食文化のすばらしさを伝えること、そしてそれを楽しみたいお客様たちに対し、いかにして喜んでもらえるかを考えることを第一としていきたいですね」

『アマラントス』東京都港区赤坂2-18-5 FUNARTAKASAKA2F(撮影/齋藤周造)
『アマラントス』東京都港区赤坂2-18-5 FUNARTAKASAKA2F(撮影/齋藤周造)

『アマラントス』
東京都港区赤坂2-18-5 FUN ART AKASAKA 2F
TEL 03-5797-8585
https://www.amarantos2021.com/

(取材・文/美味川満子)