たびたび話題になる精神年齢の高さ

 幼稚園時代から単行本を読んでいたという愛菜ちゃん。読書が彼女の表現力に磨きをかけたのは言うまでもない。

 現在、高校3年生の愛菜ちゃんは言わずと知れた名門高校に通っているが、中学校から私立に通っており、中学受験を勝ち抜いた。

仕事が忙しかった愛菜ちゃんの受験勉強スタートは周りと比べると遅くて、小学6年生の夏からだったといいます。その時点から愛菜ちゃんは仕事をセーブし、進学塾に通いながら1日12時間勉学に励んだと、のちに語っています。猛勉強のかいあって、受験した偏差値70前後とされる都内の複数の難関中学にすべて合格しました」(週刊誌記者)

 前出の宝泉薫さんは、

芦田愛菜さんの座右の銘は王貞治さんの《努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない》というもの。この志の高さは別格と呼ぶしかない」

 天才であると同時に努力の人でもあるのだ。

 愛菜ちゃんの精神年齢の高さはたびたび話題になっている。

ハリウッド映画『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督は、当時7歳の愛菜ちゃんを“天才です! 本当は彼女は50歳くらいなんじゃないかというくらい、賢く、準備が整っているんです。

 私の精神年齢より高い”と評し、俳優の佐藤二朗は“お母さんと呼びたい、僕よりも精神年齢は25歳も上”と発言しています」(宝泉さん)

 それを逆手にとって14歳当時の愛菜ちゃんは、CMでおばあちゃん役に。

「“本当は60歳だという噂がありますが”、と芸能リポーターが突撃取材を試みる、というワイモバイルのCMでした。これで愛菜ちゃんは“14歳ですよ”と否定してみせるのですが、あのCMを見てそれまでのモンスター子役のイメージから神へと昇華したと感じましたね。モンスターとしていじろうとしたらそれを遥かに超える存在だった」(宝泉さん)

『渡る世間は鬼ばかり』などで知られるTBSの名プロデューサーの石井ふく子氏も、テレビ番組内で『Mother』での愛菜ちゃんの演技について、

「芝居だけじゃない、いろんなものが愛菜ちゃんの中にあってこれだけのことができる」と評価している。

 現在18歳の愛菜ちゃんの精神年齢は何歳なのだろうか。