山Pこと、山下智久の新たな主演作が決まった。日韓共作の恋愛映画で、目が見えなくなる漫画家を演じるという。

 2020年10月、ジャニーズ事務所を退所した山P。昨年は主演ドラマ『正直不動産』(NHK総合)がヒットし、全裸で敵役を演じた『今際の国のアリス』シーズン2も好評を博した。

 その一方で、わずか30秒のチョイ役ながら出演したハリウッドデビュー映画が配信のみになってしまったり、別の映画が製作中止になったりと、不運にも見舞われている。

 そもそも、ジャニーズ退所は一大事。最近は「辞めジャニ」という言葉が生まれるほど、退所組も目立つが、この言葉はまた、ジャニーズを辞めることが芸能界でのポジションを大きく変えることを示している。

 その点、彼はよくやっているほうだ。ただ、その活動には、以前からどこか中途半端な印象がつきまとう。歌では『青春アミーゴ』(修二と彰)、ドラマでは『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』(フジテレビ系)のような大ヒット作を持つ一方で、トータルに見ると、不完全燃焼な気がしてしまうのだ。

かつて所属したグループ『NEWS』の迷走で

 退所の2か月前には、年齢を偽っていた未成年女性との飲酒やお泊まりを報じられ、活動を自粛。そこから海外進出もにらんでの決断となったが、あまりカッコいい辞め方ではなかった。

 そんな芸能人生になっている原因として、避けて通れないのが、かつて所属したグループ『NEWS』の迷走だ。

 9人で結成されたものの、6人が脱退。光GENJIと並び、史上最も多くの「辞めジャニ」を輩出したグループでもある。

2003年11月、9人でデビューしたNEWSは『バレーボールワールドカップ2003』会場に登場
2003年11月、9人でデビューしたNEWSは『バレーボールワールドカップ2003』会場に登場

 その成り立ちについては、当初「期間限定ユニット」だったという話がある。ジャニーズJr.でダントツ人気だった山Pを売り出すべく、とりあえず「CD1枚」の予定でつくってみたとのこと。

 実際、グループ名が決まるまでは、彼の名字から「Yプロジェクト」と呼ばれていたともいわれ、最初のシングルはセブン-イレブン独占販売という変則的なリリースだった。本格デビューは、その半年後だ。また、彼とともにJr.内ユニットを組み、彼に次ぐ人気者だった生田斗真や風間俊介はあえて外されていた。つまり、山Pとそれ以外のメンバーには格差が存在したわけだ。