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ー 元カレ・松本幸四郎との鉢合わせ

 2月14日、寺島しのぶが『第77回毎日映画コンクール』で、映画界の発展に貢献した女優に贈られる田中絹代賞を受賞した。

「この賞は吉永小百合さんや倍賞千恵子さんといったスクリーン史に残る名女優をはじめ、寺島さんの母親で女優の富司純子さんも受賞したことのある格式高い賞。寺島さんは歌舞伎の名門『音羽屋』を率いる七代目尾上菊五郎の長女で、弟は五代目尾上菊之助と芸能一家の出身ですからね。演技力・表現力の高さは折り紙付きです」(スポーツ紙記者)

 女優としてステップアップを続ける寺島だが、今後は、自身の仕事をセーブするかもしれない。

「2月7日に行われた『團菊祭五月大歌舞伎』の記者会見で、寺島さんとフランス人アートディレクターとの長男・寺嶋眞秀くんが、初代尾上眞秀として活動することが発表されました。眞秀くんは4歳から歌舞伎の舞台に立っていますが、歌舞伎役者としては今回が正式デビュー。息子の歌舞伎界入りは寺島さんの悲願でしたから、5月以降は彼の活動を最優先する生活にシフトすると噂されています」(同・スポーツ紙記者)

 幼いころは歌舞伎役者に憧れるも、女性であるがために断念した寺島にとって、眞秀くんは自身が叶えられなかった夢を託す存在だった。

「日仏ミックスの歌舞伎役者は、昭和初期から中期にかけて、その美男子ぶりで絶大な人気を誇った十五代目市村羽左衛門がいますが、眞秀くんは彼を彷彿させる逸材。それに加えて寺島さんは眞秀くんを立派な役者に育てるため、つきっきりで稽古に付き合ったり、松竹の重役や歌舞伎界の大物に息子を売り込んだりと根回しも徹底しているそうです」(梨園関係者)

元カレ・松本幸四郎との鉢合わせ

松本幸四郎(当時は染五郎)と元女優のAさん。当時は“略奪婚”と言われた
松本幸四郎(当時は染五郎)と元女優のAさん。当時は“略奪婚”と言われた

 そんな眞秀くんの正式デビューに、心中穏やかでない役者がいるようだ。

「高麗屋の松本幸四郎です。彼はかつて寺島さんと結婚秒読みと囁かれるほど親密な仲でしたが、2003年に別の女性と結婚。将来的に結ばれると信じていた寺島さんのショックは深く、今でも2人の間には溝があるそうです」(同・梨園関係者)

 今後、寺島と幸四郎が鉢合わせする確率は跳ね上がると予想される。

歌舞伎の世界では送り迎えや挨拶回りは子役の母親の仕事。これまでも、眞秀くんが舞台に立つときは、寺島さんがつきっきりでしたが、5月以降はより楽屋への出入りが頻繁になりますからね。同じ舞台に立たなくても、劇場内で出くわすこともありますし、配役によっては幸四郎さんと眞秀くんの共演だってあると思います。寺島さんを裏切ったという負い目を抱えている幸四郎さんからすれば、その息子と仕事場が一緒なのは、自業自得とはいえ居心地が悪いでしょうね」(同・梨園関係者)

 破局から20年たっても男女の因縁というのは消えないようだ。