2人の息子と母親を抱えたシングルマザーとなった亜佑美さん。離婚を機に、自宅ローンも抱えていた可能性もあり、保険の外交員として必死に働いていたのだろう。

「青年会議所に所属したのは、最初は保険の営業先を確保するための人脈作りだったかもしれません。ですが、市民活動に従事する中で、政治家になろうという気持ちも芽生えたとか」(前出・アパートの住人、以下同)

 シングルマザーで生きることの大変さを経験して、母子家庭でも笑顔で生きられる社会を作りたいと思ったのかもしれない。

「“市議会議員になろうとしている”という噂も聞いたことがあります。シングルマザーの立場から、子ども支援をしたいと考えていたとか」

 だが、亜佑美さんが青年会議所で出会ったのは政治家になるという夢だけではなかった。報道によると昨年、

「恋人ができた」

 と友人に嬉しそうに打ち明けていたという。

再婚を夢見ていたのに…裏切りの凶行

 亜佑美さんが亡くなったあと、自宅からは実母、子どもらも姿を消している。

「子どもは2人とも小学校にも来てないそうで、担任の教師は“おばあちゃんの実家へ行っている”と説明していたそうです。あんなひどい殺され方をしたら、母親との思い出が詰まっている家にはいられないのかもしれないですね……。亜佑美さんはうちの子によると、“ふだんは優しいけど悪いことをしたら、ちゃんと厳しく叱ってくれるお母さん”だと言っていました」(同・保護者)

 女手一つで2人の子どもを育て上げてきた亜佑美さん。

「容疑者と出会ってやっと春が来たと思っていたはず。再婚を夢見ていたんじゃないかな」(前出・亜佑美さんの知人)

 亜佑美さんの夢を無惨に踏みにじった容疑者の罪は、計り知れなく重い。