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ー 『天空の城ラピュタ』の“バルス!”と同様の現象が

 櫻井翔主演のドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)が、回を追うごとに盛り上がりを見せている。

「鬼の仮面をかぶった謎の武装集団が病院を占拠。櫻井さん演じる休職中の刑事が、人質を救うために奮闘するというオリジナルのサスペンス作品です。スケールが大きい設定とは裏腹に、あまりにチープな演出の連続で、初回放送後は“つまらない”“期待はずれ”という声が多かったのですが、2話以降状況が一変しました」(テレビ誌編集者)

『天空の城ラピュタ』の“バルス!”と同様の現象が

 第2話では人質になった主人公の妻で、医師役の比嘉愛未が窓から落下。櫻井が手をつかんで助けるというシーンの切り抜き動画がSNSでアップされると、“どう見ても間に合っていない”と、雑な編集にツッコミが殺到。ネタドラマとして注目を集めるようになった。

「櫻井さん演じる主人公の刑事が、どんな場面でもほとんど無傷で助かるという細かいツッコミポイントはありますが、意外にも3話以降は日本テレビが本来狙っていたであろう考察ドラマとして盛り上がっています」(スポーツ紙記者)

 また櫻井演じる主人公の決め台詞も、ドラマ人気の一因に。

鬼の正体が分かった際などに、主人公が“嘘だろ?”と言うのが定番になっています。毎話1回はこの台詞が登場することから、SNS上ではこの台詞が出ると“今週の嘘だろノルマ達成!”という投稿が相次ぐほど(笑)。ジブリ映画『天空の城ラピュタ』で出てくる呪文“バルス!”のように、SNSでは同時につぶやいて盛り上がる現象が出きつつあります」(ネットニュース編集者)

 また“嘘だろ?”の台詞が何回あったかまとめるSNSアカウントまで登場する人気ぶりだが、この台詞が視聴率と関係していると指摘する声も。

「1話では4回発せられましたが、その後は基本的にラストあたりに1回言う……というのが定番の流れです。4話と8話では冒頭とラストあたりに2回出たのですが、4話はドラマ最高視聴率の7.8%をマーク。8話は7話から0.5%アップの7.6%と、番組2位の視聴率になっています」(前出・ネットニュース編集者)

 “嘘だろ?”の回数と視聴率がリンクしているのは、はたして偶然なのだろうか?

「3話のラストで鬼2人の正体が明され、4話でも新たに2人の鬼の正体が明らかになっています。7話のラストでは鬼たちの目的に関係する“P2計画”というワードが、津田寛治さん演じる病院の院長の口から出ました。この作品の鍵を握る“鬼の正体と目的”がわかる回だったというのが高視聴率の理由でしょう」(前出・テレビ誌編集者)

 制作会社関係者はこのように分析する。

作品の鍵を握る回だからこそ、冒頭でもキラーフレーズである“嘘だろ?”を出すことで、視聴者を引きつけたい……というスタッフの意図が感じられますね。作品の今後を担う初回に4回出ていることも同様の理由でしょう。“嘘だろ?”の台詞の回数が多い=スタッフが特に見てほしい回だからこそ、視聴率にも繋がっているのでは

 今期ドラマでは10代の視聴率がナンバー1になるなど人気を集めているだけに、最終回では“嘘だろ?”の回数の多さと展開で、番組最高視聴率更新を期待したい。