甲斐拓也のミスを楽しそうに笑う大谷翔平

 翌日4日には、同球場で行われた中日との壮行試合中、侍ジャパンの甲斐拓也捕手が先発・佐々木朗希選手が投げた自己最速の165キロの球をキャッチミスするシーンがあった。これに対し、ベンチで見ていた大谷が甲斐のミスした時のリアクションを真似しながら笑っている場面が中継で放送された。常々チームの一体感を大事にしていると語る大谷がベンチで楽しそうな笑顔を見せる場面は非常に多い。

 また、7日の強化試合でスタメン出場した大谷が四球で出塁した際には、白井一行塁審にまさかの“イジり”をするようなシーンもあった。

この日の一塁塁審は、日本ハム時代から顔見知りの白井一行氏だったのですが、大谷が白井塁審に対して胸を小突いて挨拶をしたんです」(スポーツ紙記者)

 これには一塁にいた侍ジャパンの清水雅治ベースコーチも苦笑い。というのも、昨年4月にロッテ・佐々木朗希投手のボール判定をめぐり、試合中に球審の白井氏がマウンドの佐々木に詰め寄ったという前代未聞の騒動を冷やかした行動だと思われるからだ。

「大谷にとって佐々木は岩手の後輩。さながら、『白井さん、去年は佐々木に何してくれてんですか』というところでしょうか。なんだかイタズラっ子が見せるような行動ですよね。聖人君子のような扱いをされていることが最近は多いですが、意外とこういう子供っぽい一面もあるのが大谷選手なんです」(同スポーツ紙記者)

 当の白井塁審も笑うしかなかっただろう。