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ー “娘”役で力を発揮する黒島

 3月15日に26歳の誕生日を迎える黒島結菜。2022年の連続テレビ小説『ちむどんどん』で主演を務めたことは記憶に新しい。

「黒島さんが演じた主人公は、沖縄で暮らす4人きょうだいの次女。沖縄返還後に上京し、料理人を目指す物語でした。ただ、沖縄の本土復帰50周年を記念した作品にもかかわらず、当時の社会状況をくんだ描写は少なく、略奪愛など違和感だらけの展開。ツイッター上では《#ちむどんどん反省会》というハッシュタグが毎日のようにトレンド入りしていました」(スポーツ紙記者)

 知名度は上がったが、思わぬダメージを被る形になった黒島に“リベンジ”のチャンスが舞い込んできた!

吉高由里子さんが主演する、2024年放送の大河ドラマ『光る君へ』への出演が決まったそうです」(NHK関係者)

 “光る君”とは、紫式部が執筆した『源氏物語』の主人公・光源氏のこと。そのモデルになったとされる藤原道長役を柄本佑、紫式部の両親役を岸谷五朗と国仲涼子が務めるなど、豪華な顔ぶれが早くも話題になっている。

 これまで発表されたキャストは13人ほどで、その中に黒島は入っていない。いったい彼女はどんな役を演じる予定なのだろう。

紫式部は、年上の男性と結婚して娘を授かりますが、その夫である藤原宣孝役に佐々木蔵之介さん、娘の賢子役に黒島さんが内定しているといいます。紫式部は夫と死別し、娘を育てながら『源氏物語』を書き始めるので、黒島さんは重要なポジションになるかと」(同・NHK関係者)

“娘”役で力を発揮する黒島

ちむどんどん』が成功したとは言い難かったにもかかわらず、大河ドラマで重要な役を担うことになった理由について、コラムニストのペリー荻野さんは、こう推測する。

「『ちむどんどん』で仲間由紀恵さんの娘役を務めた黒島さんは、未完成であどけなさが残る“娘力”を発揮していました。ほかの作品でも、新入社員役など伸びしろを感じさせるような配役が多く、紫式部の娘という役どころにうまくマッチしたのではないでしょうか」

 “セックス&バイオレンス”をテーマとする『光る君へ』の中で、恋愛とは一線を画す母娘関係の描かれ方も注目ポイントだという。

「紫式部は、名前や生没年なども含めて史実がはっきりとしていません。“母としての紫式部”をどう位置付けるかに、脚本を務める大石静氏のこだわりが表れると思います。2014年の朝ドラ『花子とアン』でヒロインを演じた吉高さんと、同じく朝ドラ経験者の黒島さんとのかけ合いが楽しみです」(ペリーさん)

 NHKに黒島の出演について問い合わせたところ、「出演者については、決まり次第お知らせさせていただきます」とのこと。

 明るい性格でモテ女だったとされる賢子を好演すれば、黒島の前途も“光る”かも!