YouTubeではコスプレや露出度高めの衣装で配信(斉藤ゆり公式YouTubeより、一部編集部加工)
YouTubeではコスプレや露出度高めの衣装で配信(斉藤ゆり公式YouTubeより、一部編集部加工)
【写真】実際に街に貼られた、ゆづか姫の「アベノマスクブラ」選挙ポスター

 都議選前の5月、旧N党党首だった立花氏が代表となって立ち上げられた政治団体『ホリエモン新党』。その名の通りに選挙ポスターには堀江貴文氏の写真が使われたのだが、当の本人はというと同団体との関わりを否定。

 そんなチグハグな“政党”から出馬したのが、動画配信者“ゆづか姫”としてアイドル級の人気を博していた新藤加菜(新藤かな)氏。今回の統一地方選でも港区議会議員選挙に立候補しているのだが、政女48党ではなく無所属だ。

通学路にも“アベノマスクブラ”ポスター

 そんな彼女が当時にツイッターで披露したのが、安倍晋三元首相がコロナ対策として国民に配布した布マスク。通称“アベノマスク”を2枚用いては下着代わりとして胸に当てがい、“アベノマスクブラ”と称した性的投稿だった。

 これに多くの批判が寄せられたのだが、彼女の行為は出馬後にエスカレート。なんとツイッターだけでなく、不特定多数の住民、そして子どもたちの視界にも自ずと入るようなスクールゾーン近くにも、“アベノマスクブラ”を着用した彼女の選挙ポスターを貼り出したのだ。

 ところが当時、東京都選挙管理委員会は《候補者サイド(ホリエモン新党)からは“法的な規制、根拠があるわけではない”との回答があったと聞いています》と、『週刊女性PRIME』の取材に答えたように、問題のポスターは公職選挙法には触れない代物。

 とはいえ騒動がニュースとなって全国民の目に触れ、ホリエモン新党への、N党への逆風が強く吹いたことでポスターの一部を隠す措置をとるも、結局、新藤氏は女性候補者5名の争いとなった北区において最下位。区民に「NO」を突きつけられる圧倒的大差で落選したのだった。

「国政にガーシーを担ぎ出したように、票集めのためにはあらゆる手段を講じる立花氏。その裏で、政女48党党首に担ぎ出したばかりの元タレント・大津綾香氏を一方的に解任したように、自身の意にそぐわない、また利用価値がなくなったと見るや容赦無く切り捨てるような非情さも垣間見えます。

 斉藤さんも選挙が終わった頃にはどうなることやら。それとも“1度でも目立つことができればそれでよし”とでも考えているのでしょうか。いずれにせよ区民の審判が問われそうですね」(前出・記者)

 選挙があるたびに「NHKをぶっ壊す」とのスローガンを声高に叫ぶ立花氏だが、動機はなんにせよ、政治を志した若い世代の人生だけは壊さないようにしてほしい。