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ー 知って楽しい!おもしろ雑学

 日常の気になる疑問を解決! アイスクリームのパッケージに賞味期限がないのはなぜ?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.アイスクリームのパッケージに賞味期限がないのはなぜ?

A.マイナス18℃以下での保存というルールでは、微生物が増殖しにくいためです。(管理栄養士 大越郷子さん)

 5月9日は「アイスクリーム」の日。1964年に当時の東京アイスクリーム協会が制定した記念日で、全国各地でイベントが開催されることも。

 そんなアイスクリームだが、パッケージを見ていると、賞味期限が書かれていないことに気づいた。どうしてなのか。素朴な疑問に答えてくれたのは、菓子制作にも詳しい管理栄養士の大越郷子さんだ。

「アイスクリームには微生物が増殖しにくく、品質劣化が少ないため、賞味期限の記載がないんです。賞味期限とは、袋などに書かれた適切な方法で保存をした際に『品質が変わらずにおいしく食べられる期限』のことを指します。

 アイスクリームの場合、冷凍庫で保存しますが、冷凍保存(マイナス18℃以下)であれば、微生物は増殖しないので、品質劣化しないため、期限がありません」

 腐らないと、安い時にまとめ買いもできるからうれしい。

 ただ、そんな賞味期限がないアイスクリームでも、保存の仕方によっては品質が劣化してしまうことも。

「頻繁に冷凍庫の扉の開け閉めをすると温度変化が生じて劣化が進むので、早めに食べることをおすすめします。また、一度口をつけたスプーンを使って途中まで食べたものを保存すると、劣化が進みやすいので避けたほうがいいです」

 ちなみに、一部のメーカーの商品は、賞味期限が記載されている場合も。一度にたくさん買うときや、長期間保存をしたいときは、賞味期限を確かめてからがおすすめだ。