いずれの日も門前ではなく、少し離れた場所に停めていたことから夫婦にはルール違反の意識があったのかもしれない。そしてBが子どもを迎えるために車を降りた後、車中で待っていたAに「ここで何をしているのか」と声をかけた。

A「いや、たまたまいるだけで……。(車送迎はルール違反では?)……大丈夫です」

 サングラスで目の動きが読み取れずとも、うわずった声から動揺する様が伺えた。「Aさんのご家庭は特別ということですか?」と質問を重ねると、

A「あ〜、今ここで話すことじゃないし、会社に聞いてください。連絡させますから」

「反省してます」保護者へ謝罪したA

 すると直撃取材を遮るように「じゃっ」と片手をあげてトレンディーに挨拶すると、Bと子どもの帰りを待たずに高級車を急発進させたのだった。すると後日、あらためて事務所を通じてAからコメントが。

《申し訳ありませんでした。自分の軽率な行動で、在校の父母の方や子供たちにご迷惑をかけ、反省しています。今後、このようなことがないようにします》

「有名芸能人のお子さんということで犯罪に巻き込まれまいかという心配もあるのでしょうが、中には特殊な世界に身を置く彼らだけに、ときに“自分は特別で許される”と思い上がってマイカー送迎をしていたケースもあると思います。

 とはいえルールはルール。裕福な家庭が多い学校だけに他の保護者もマイカー送迎をしたいのは当たり前で、言ってしまえば芸能人より“特別”な保護者もいるわけですが、むしろそんな家庭の方がルールを遵守している印象ですね」(前出・芸能ライター)

 時に漏れ聞こえてくる芸能人による学校トラブルだが、大抵が保護者の“タレコミ”によるものが多い。團十郎も「うちは特別」といった振る舞いをして反感を買ってしまったのだろうか。