佳子さまの“独立劇”

 結局、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが引っ越された今年の春ごろから、佳子さまの“独立劇”が囁かれるように……。

「ご一家としても説明せざるをえない、とお考えになったのでしょう。紀子さまが懸念されていたとおり、佳子さまや秋篠宮家、皇室全体のイメージが悪化してしまいました。

 ご家族が別々に暮らすことで、光熱費や警備費などが余分にかかると指摘される中、佳子さまが旧御仮寓所での生活を続けられるのは望ましくないという意見もあります」(宮内庁関係者、以下同)

 再び4人で暮らされれば解決できるが、現在の秋篠宮邸に佳子さまのお部屋はない。

「新居にお部屋がない時点で、“そう遠くないうちに結婚し、皇室を離れる”という佳子さまのご意思が感じられました。佳子さまには、それを叶えてくれるお相手もいらっしゃるのでしょう。そうなると、国民からの批判材料を減らすために“旧御仮寓所を離れる”という強硬手段も現実味を帯びてきます」

 今年12月で29歳になられる佳子さまは、結婚適齢期ともいえる。

「眞子さんの結婚後、多くの公務を引き継がれた佳子さまは、ご自身が皇室を離れることによって他の皇族のご負担が増えることをよく理解されています。

 将来の天皇という重責を背負う弟君のことも考え、“悠仁さまが高校を卒業される'25年3月までは、少なくとも結婚しない”というご覚悟がうかがえたのですが……」

 宮内庁がついた“ウソ”により収拾がつかなくなってしまった以上、事態は急展開を迎える可能性があるという。

佳子さまが理想とされる結婚時期は、およそ2年後だったとお見受けします。ただ、国民からの批判が多い別居騒動にケジメをつけるため、結婚を前倒しにして、できる限り早く皇室を離れるという選択も十分にありうるのです」

 結婚は、人生における一大イベント。佳子さまには慎重に判断していただきたい。


山下晋司 皇室解説者。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている