中川大志さんが入っていないのは意外

 若手俳優たちがランキングを占める中、異彩を放っているのが9位の大泉洋だ。「朝は明るいドラマが見たい」(大阪府・52歳)、「笑える演技も泣ける演技もうまいから」(東京都・49歳)と本人のキャラクターが支持された。

「確実に面白いですからね。誰からも愛されるキャラクターと毎朝ツッコミどころがありそうという期待もあっての50歳でのランクインでしょう。もし主演するなら三谷幸喜さんの脚本で」(カトリーヌさん)

 10位の赤楚衛二は『舞いあがれ!』でヒロインの幼なじみ役を経験。29歳と年齢的にも申し分なく、旬のイケメンという点でも次期主演の有力候補といっていいだろう。

 ランキングを見ると主な若手イケメン俳優は網羅されているように見えるが……。

中川大志さんが入っていないのは意外でした。朝ドラでも大河でも活躍し、NHK色の強い方なので。彼で宝塚を作った小林一三さんを描いたら面白そう。あとジャニーズなら生田斗真さんはどうでしょう。大河『いだてん』('19年)での演技が光っていたので、宮藤官九郎脚本で岡本太郎さんをやってほしい。お父さんもお母さんも浮世離れしたような人だったので、絶対面白い朝ドラになると思います」(カトリーヌさん)

 振り返ってみれば、男性主役の朝ドラは窪田正孝主演の『エール』('20年)以来、『らんまん』が3年ぶり。玉山鉄二がW主演した『マッサン』('14年)や、主演ではないが長谷川博己がカップヌードルの生みの親の安藤百福をモデルとした人物を好演した『まんぷく』など、ここ10年ほどは物語の軸に男性をおいた朝ドラが目立つようになってきた要因は何なのだろう。

「朝ドラ=新人女優の登龍門という縛りがゆるくなってきたこと、もう一つは男性主演の場合、必ずモデルがいるんですよ。史実をベースにするから物語的に破綻しないし、演技のしっかりした俳優を主演に据えるので安心して見ることができるんです。朝ドラは若手女優のものというイメージが薄れている今、ここに新たな鉱脈があると事務所も狙うでしょうし、朝ドラでの男性俳優の重要性は今後ますます増していくと思います」(カトリーヌさん)

カトリーヌあやこ 漫画家&テレビウォッチャー。著書にフィギュアスケートルポ漫画『フィギュアおばかさん』(新書館)など