閲覧制限をかければ見る人が減り、広告収入も減るという負のスパイラルに入ることは明白。なぜ、ツイッターは自分の首を絞めるようなことをしたのか?

ツイッター運営会社の資金問題

ツイッターからスレッズに乗り換えるユーザー続出!?※写真はイメージです
ツイッターからスレッズに乗り換えるユーザー続出!?※写真はイメージです
【写真】イーロン・マスク氏とバチバチ関係、マーク・ザッカーバーグ氏のバキバキ肉体美

ツイッターのデータを別の企業がトレンド分析やAIの学習に使う、スクレイピングに対しての対策、としています。ただ、多くの専門家が指摘していますが、単にツイッターを運営しているX社の資金がショートしたのでは、ということです。

 グーグルやアマゾンのクラウドをツイッターは使っていますが、それに対する使用料の未払いが起きていたんです。そのほかにも家賃の未払いなどがあり、とにかくお金を払っていない。なので、自社の持っているサーバーだけに全体を縮小均衡させたのでは、と」(三上さん、以下同)

 確かにツイッターは、コストカットのために従業員を大量に解雇している。スレッズにとって、いいタイミングが重なった結果、短期間での1億人突破になったということなのか。では、スレッズがツイッターの“後釜”にすわることになるのだろうか?

「ザッカーバーグ氏は、スレッズはツイッターのようなニュースや情報を共有するツールではなく、人と人をつなぐコミュニケーションのツールにしたいと話しています。なので双方が棲み分けていく可能性が高いかな、と思います」

 しかし、今回の爆発的なスレッズの伸びを見て、こんな懸念もあるという。

SNSって、同じようなサービスがふたつは並び立たないんです。サービスの内容などよりも、利用者の数でどのツールが生き残るか決まります。ツイッターは、イーロン・マスク氏がCEOに就任以来、ユーザーがずっとイライラしている(笑)。なので、短期間にスレッズが抜け出す可能性も十分にあります」

 ツイッターが魅力的な機能を搭載するなど、ユーザーが喜ぶ対応をすれば生き残る可能性はある、と三上さんは話すが、技術開発者も根こそぎ解雇したイーロン・マスク氏に、策はあるのか?

◎三上 洋さん セキュリティー、ネット事件、スマートフォン、ネット動画が専門のITジャーナリスト。守備範囲はウイルスからネット炎上まで多岐にわたる。