まさに“豪邸”だが、その物件にジャニー氏が住んでいたことが公になってしまっているのはなぜか。背景には、1つの“事件”の存在が。

2011年8月、ジャニー氏の自宅に男が立てこもる事件が発生したんです。容疑者は、帰宅したジャニー氏を待ち伏せして、彼がマンションのオートロックを開けた際に一緒に通過すると、鍵の閉まっていなかった自宅の部屋に強引に侵入し、内側から鍵をかけて約30分にわたって立てこもりました。外に閉め出されたジャニー氏にケガはなく、容疑者は駆けつけた警察官によって住居侵入の罪で現行犯逮捕されましたが、この事件がきっかけでジャニー氏の自宅は一部の間で知られることになりました」(全国紙社会部記者)

「生々しい」の声

 そんな“いわくつき”でもある物件には、こんなエピソードも。

「ジャニー氏はマンション最上階の物件を2部屋購入していて、うち1部屋がジャニー氏の自宅、もう1部屋はかつて“合宿所”のように使用されていたといいます。“スペオキ”と言われるジャニー氏のお気に入りメンバーはその部屋で暮らすこともあったほか、もちろんジャニー氏の自宅に出入りすることも頻繁にあったそう」(前出・芸能ライター)

 このような話もあってか、15億円の豪邸が売りに出されているという情報に対してネット上では《誰が買えるんだよこんな物件》と、単にその値段に驚く声に加えて、

《性加害のこと考えると生々しいな…》

《買えたとしても、風呂や寝室見る度に生々しい想像しちゃって無理》

 など、物件の“過去”について言及する人も。また中には、

《15億円でメンバーが入った風呂に入れるってことですか》

《15億用意できるジャニオタいる?》

 と、ファンにとっては“プレミア物件”であるかのようなコメントも寄せられている。

「間取りや詳細な条件まで記載された物件販売の情報が出回っているのは確かですが、現在ネット上の不動産仲介サイトで一般向けにこの物件の情報が掲載されているわけではありません。おそらく、限られた一部の層に向けて公開された情報でしょう。値段的に考えても一般の方がなかなか手を出せるものではありませんし、ファンの間で取り合いに、なんてことは考えづらいですね」(不動産関係者)

 創業者が残した“負の遺産”をめぐって窮地に立たされているジャニーズ事務所。遺された家もまた、桁違いなスケールだった――。