《別人じゃないかと思った》

 メンバーが2人減るという目に見える大きな変化があったものの、ファンをより驚かせたのは“イメチェン”。

「活動休止前は衣装や髪型といった外見に統一感があったわけではなく、言ってしまえば普通のバンド。各々好きな私服でメディアに出ることが多かったそうです。しかし、活動再開後はメンバー全員がメイクをして、衣装のコンセプトを統一し、髪色も頻繁に変えるように。まるでK-POPアイドルのようなビジュアルに変わったんです。

 これにはファンの間でも戸惑いがあったようで、SNSでは

《韓国風すぎてもはや別人じゃないかと思った》

《なんでこんなに韓国に寄せたの?》

《もとから個性的で魅力的だったのに……》

 などという声が上がっていた。

 外見を大きく変えたことについて、大森は過去のインタビューで

《それぞれの好きなものをさらに昇華させたというか、ミセスの新たなるステップのイメージに当てこんでもらっている感じ》

 と語っており、メンバー自身は好意的に受け取っているそう。

「オシャレを楽しんでいるからか、以前よりもいきいきとステージに立っているように見えます。もともとバンド名の“Mrs.”には、中性的なイメージを出したいという思いが込められていますから、現在の姿の方がコンセプトに合っているのでしょう。結果的には、紅白という夢の舞台に立てるわけですから、イメチェンは大成功だったと思います」(前出・音楽誌ライター)

 今年の紅白のテーマ“ボーダレス”を誰よりも体現しているのはMrs. GREEN APPLEかも?