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ー 式部官長は中央省庁の事務次官と同等
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ー フジに残っている秋元“元アナ”の現在

 11月3日、今年の『秋の叙勲』の受章者が発表された。三浦友和や作曲家の久石譲ほか、各界の功労者4075人が受章したが、そのリストには、意外な人物の名前が……。

フジテレビの元アナウンサーで秋元優里さんの父親である秋元義孝さんの名前があったんです。長年にわたり国及び地方公共団体の公務に従事して、功績を挙げた人を表彰する“瑞宝章”の最高位、瑞宝大綬章を受章しました」(全国紙政治部記者)

 優里といえば2018年に報じられた不倫スキャンダルのイメージも強い。

「生田斗真さんの弟で、同局のアナウンサーの生田竜聖さんと2012年に結婚。翌年長女を出産しますが、番組プロデューサーとの竹林での密会が発覚し、離婚。その後、アナウンス部から異動となり、事実上の“左遷”となりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 一方、父の義孝氏は外務省出身で式部官長を務めた超エリート。

「専門はロシアと対外経済協力の分野で、モスクワには3回、合計9年間勤務したそうです。1991年にイギリスの日本大使館、1994年にロシアの日本大使館に赴任して、優里さんも一緒に海外生活を送りました。そのおかげで優里さんは英語はペラペラ、ロシア語も話せるみたいです」

式部官長は中央省庁の事務次官と同等

 その後、2015年に宮内庁に“出向”となり、式部官長の任に就いた。あまり聞き慣れないが、いったいどのような役職なのか。元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さんに聞いた。

「宮内庁式部職の責任者のことです。式部職の仕事は、園遊会や宮中晩さんなどの“儀式”と、外国交際に関する“外事”の2つに分けられます。外事が担う皇室の外国交際では、政府の外国関係事務を担当する外務省との連携が必要になります。したがって、トップである式部官長のポストには外務省からの出向者が就くことになっています。式部官長の格は、外務省など中央省庁の事務次官と同じです