佳子さまの幼少期から密な交流

ご静養中、須崎の海岸で佳子さまが美智子さまへ貝殻をプレゼント('98年8月)
ご静養中、須崎の海岸で佳子さまが美智子さまへ貝殻をプレゼント('98年8月)
【写真】金髪の男性に密着されてしまうかなりミニスカートの佳子さま

 おふたりは佳子さまが幼少期から密な交流を続けてきた。

「'08年2月、神奈川県の葉山御用邸でご静養なさっていた美智子さまはその直前、めまいなどの体調不良を訴えられていたといいます。そのような美智子さまを慮ってか、佳子さまは姉の眞子さんと姉妹だけで葉山を訪問され、おばあさまを労られつつ、貴重なひと時を過ごされました」(上皇職関係者、以下同)

 眞子さんとおふたりだけで、美智子さまのお住まいをお訪ねになることもしばしば。

「ある夏の夜、まだ幼かったおふたりが、御所を訪問された際、今の上皇陛下と美智子さまとご一緒に、線香花火を楽しまれたことがありました。その際、美智子さまは“花火をする前に、庭の土や木に打ち水をすること”や“花火に顔を近づけてはいけない”などの注意事項を丁寧に注意されていたといいます。初孫の眞子さんと次女の佳子さまを、とてもかわいがられていたんですよ」

 孫との積極的な交流を欠かさないのは、美智子さまならではのようで、

「かつて、皇族方の子育てや教育は乳母や家庭教師の役目でしたから、親と子が接する家族団らんの機会は一般家庭よりも少なかったのです。この風潮が変化したのは上皇ご夫妻が皇太子ご夫妻だった時代から。美智子さまはご自身の手で子育てをされ、家族水入らずの時間を大切になさいました。家族とのつながりを重んじられる美智子さまだからこそ、孫との交流も大事にされてきたのでしょう」(前出・河西准教授)

 美智子さまが長年にわたって、かいがいしくお世話をされてきた佳子さまも、今ではご結婚が噂されるご年齢に。

「現在、佳子さまにはお付き合いされている男性がいらっしゃるそう。しかし、公務を担う成年皇族が不足している現状へのご配慮から、弟の悠仁さまが高校を卒業され、単独での公務を担われるまで、結婚を先延ばしにされているそうです。悠仁さまの卒業まで、あと1年とわずか。結婚までのラストスパートとなるこの期間、ますます公務に邁進なさることでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 いずれ迎えるご結婚までは、“美智子さま流”でプリンセスはひた走る─。

河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数