利用しているのか、されているのか

 直近数回の番組内容は、冒頭のとおり。

「番組タイトルから法律が外された後も、“史上最強の弁護士軍団”として北村さんや本村健太郎弁護士などが出演していましたが、最近は弁護士自体が出ていませんね」

 最高視聴率は35・3%('07年8月19日放送回)。平均世帯視聴率でも15%台を連発していた日テレが誇るコンテンツだったが……。

ここ最近は6%程度まで下がっており、改編期のたびに打ち切りが話題になっていますね。放送開始は'02年。もう20年以上続いている長寿番組ですから、時代に合わせてリニューアルしていくことは当然。ただ、そのやり方、内容が……」(芸能プロ関係者、以下同)

 番組から法律がなくなって以降、

「最近でいえば元フィギュアスケート選手の村上佳菜子さんの結婚発表、また『24時間テレビ』のマラソン走者の発表などもそう。タレント個人の出来事や番組宣伝のための内容になっていることが少なくない印象です

 番組側が利用しているのか、逆に利用されているのか。その存在価値は……。

「ほかにも、やす子さんには漫画家、フワちゃんにはプロレスでそれぞれデビューさせたり。今数字が取れる人を使って何かをさせる安易な企画を連発。その中で数字が取れたものを“その後”として引っ張る展開は、ほかの番組制作関係者からは“イタい”と評判ですね。村上さん夫婦の“その後”を追いかける気も満々です。

 また、数字が取れるといわれるグルメ紹介を中心に据えるのは、安易というか、もはや思考停止に近いのではないでしょうか」

 法律のなくなった世界。そう考えたら、末路は……。