4月配信予定のNetflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』が話題です。かつて一世を風靡した故・細木数子さんをモデルとした波瀾万丈の作品ですが、同じくメディアで活躍した、あの占い師はどうしているのか。本人たちに当時の思い出と、近況を聞きました!
大島紬にブーツ、金髪で現れたムンロ王子。長身に太いアイラインと赤いルージュが目を引くが、東大法学部卒業と聞いてさらに驚く。
もともとの夢は“政治家”
「私はもともと政治家になりたくて、まず官僚になって政治家の娘さんと結婚し、その地盤を継ぐ……なんて将来の設計図を思い描いていたんですね。でも、いざ東大に入ったら、周りは知能も家柄もすごい人ばかり。彼らにはかなわないと悟って政治家になる夢は諦め、いわゆる一流企業に就職しました」(ムンロ王子さん、以下同)
企業を5年でスピンアウトし、ベンチャーを立ち上げ「ITの旗手」ともてはやされる中、上場を視野にタロット占いのプログラム制作に取り組むうちに、その奥深さにすっかり虜となったという王子。会社経営をしつつ占い師としても仕事をするようになった。
「ローカル局の番組に出演することになったものの、兄から『本名で出るな』と言われて。どうせなら思いっきり違った人格になろう、と思って、『ムンロ王子』になりました。
番組用に、3枚のタロットカードから1枚を選んでもらい、それぞれの占い結果を伝えるという方法を考えました。この『3枚引き』は今でこそ巷にあふれていますが、最初に考えたのは私なんです。特許を取っておけばよかったわ(笑)」
その心に刺さる占い方法と、独特のルックスは注目を集め、女性誌やキー局からも出演依頼が舞い込んだ。
「タロットはその人の深層心理にまで踏み込みます。社会的役割を連想しやすい人より、中性的かつ非日常の見た目のほうが、人の心に響きやすいということに気づきました。この見た目で『あんた、別れなさいよ、こんな人ダメよ!』って言ったほうが、人は受け止めてくれるんです。また、派手なファッションは『結界』の意味もありますね」
近年は鑑定のほかにも、シャンソン歌手や俳優として舞台に立つ。また、タロットの各カードをイメージした歌も制作し、発表している。
「これまで約2万人の女性の悩みに寄り沿ってきましたが、これは私が学生時代に志した、政治家の仕事と共通しているんですね。人の悩みに寄り添い、よりよい人生を歩んでもらうことは、社会のためにもなっているはずですから」
今回、王子が『週刊女性』読者のために引いてくれたタロットは「月」と「恋人」。
「不安を晴らすためには自分の方向性を見誤らないこと。慈悲の心を忘れず、仕事や家庭以外の仲間も持ちましょう。7月ごろ、世界に大きな動きがありそうです」
姫を救うために身を捧げるムンロ王子の旅は、これからも続く。
取材・文/三尋木志保

















