『書いてはいけない――日本経済墜落の真相』森永卓郎著(フォレスト出版)※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの購入ページにジャンプします
【写真】レギュラー番組をリモートで卒業した森永さん

 そして最大のタブーといえるのは1985年に起きた日本航空123便の墜落“事件”。森永氏は事故ではなく事件と訴えて真相を述べているわけだが、同書のアマゾンレビューでも同事件に多数の関心が寄せられている。しかし日本のメディアの姿勢は変わらないという。

「これだけ本が売れても、大手新聞と東京キー局は完全無視を続けています。ジャニーズのときもそうでしたが、やはり日本の報道は、外圧がないと変わらないのではないかと思うのです。ただ、海外メディアに動きが出てきたので、いまはそこに期待しています」

 すでに次なる書籍を執筆中。内容は残念ながら秘密とのこと。一方で「終活」を粛々と進めているそうだ。

「私の仕事の経済関係は長男、博物館関連は次男へと事業承継するように少しずつ準備を始めています。複数ある私の銀行口座は一本化し、いざというときに残された家族が困らないよう、生前整理をしているところですよ」