目次
Page 1
ー “カリスマ添乗員”が教える「日本の美味10選」
Page 2
ー 「エビのチャンピオン」
Page 3
ー 「日本一のイカ刺し」
Page 4
ー 「寿司とちゃんぽん」意外な組み合わせ

 “カリスマ添乗員”として私設ファンクラブ会員2万人超え。関西で絶大なる人気と知名度を誇り、街を歩けばマダムたちから声がかかる。

 そんな平田進也さんが、44年間の添乗員生活で培った豊富な食の体験から、「日本の食べるべき美味ベスト10」を選出。

“カリスマ添乗員”が教える「日本の美味10選」

 皆さん、これを「食わずして死ねますかいな!」

1:利尻・礼文のウニ

 北の海産物の王というべきウニ。中でも平田さんが推すのが利尻・礼文産のウニだ。

まさに究極。利尻の最高級の真昆布を食べまくって栄養を蓄えた完成品。粒の一つひとつがルビーのように光り輝く。バフンウニ軍艦を注文して、食べた瞬間の舌がしびれるような感動は忘れられません。思わず拍手しました」

 平田さん絶賛のウニは、礼文島のフェリーターミナル2階『武ちゃん寿司』のもの。礼文で絶品の生ウニが食べられるのは夏。エサとなる海藻も旬を迎え、さらに滋味深くなるそうだ。

バフンウニ3貫2400円だが、この質なら破格!
バフンウニ3貫2400円だが、この質なら破格!

2:沼島のハモ

「紀伊半島のど真ん中、海から遠い奈良・吉野育ちの僕はハモにいい思い出なし。それが沼島『木村屋』のハモ料理に出合って一変しました!」

 沼島は淡路島の南に位置する。2つの島の間の、強い海流で育ったハモは脂がのって『黄金ハモ』と呼ばれる。

「フルコース最初の刺身が新鮮美味です!ハモは6月が最高。きれいな梅雨時の雨をたっぷり飲んでるからです

 湯引き、天ぷら、鍋、〆に真子丼、寿司と最後までハモ尽くし。ツアー客はそのおいしさに悲鳴を上げ、「もう瞳孔開いちゃいますよ!」ってホンマかいな~!

とても珍しいハモのフルコース。手前は梅肉を添えた湯引き、奥は刺身
とても珍しいハモのフルコース。手前は梅肉を添えた湯引き、奥は刺身