目次
Page 1
ー どう見たらいいのか困惑
Page 2
ー “あゆ”で盛り返す可能性も

「出てきたおむすびが思った以上に薄~くて厚みがなく、しかも具が入っておらず、食べても食べても味が変わらない、ただしょっぱいだけの塩むすび状態な展開がひたすら続いています

 9月30日からスタートしたNHK連続テレビ小説『おむすび』。もう4週目に突入するというのにストーリーがなかなか進まず、脱落する視聴者が続出しているという。朝ドラに詳しいライターの成田全さんも冒頭のように同作を評価。

どう見たらいいのか困惑

 平均世帯視聴率も初回の16・8%(関東地区)をピークに右肩下がり。その原因としていわれているのは、やはりその内容の物足りなさ。

「話が遅々として進まないのに加えて、キャラクターの描き方が薄いんです」(成田さん、以下同)

 と、盛り上がらない理由を分析。前作『虎に翼』と比べてみると、

「『虎に翼』の3週目は山田よね(土居志央梨)が法廷劇を揶揄した男子の金的を蹴り上げるシーンがあり、翌週には父・直言(岡部たかし)が贈賄容疑で逮捕されるなど緊迫した展開でしたが、『おむすび』は高校生活とギャル活動ばかり、しかもヒロインの結(橋本環奈)に主体性がなく、将来の夢もないので、視聴者はどう見たらいいのか困惑しているんだと思います。このままの展開だと……厳しいでしょう」