2020年の週刊女性のインタビューでは、中山さんはポジティブな意気込みと将来像を語っていた。
「どう思われてもいいやって(笑)」
《いまは、いい具合で自由になった気がします。人生の大きな節目はいろいろありましたが、この瞬間から変わったということはなくて。気づいたらこうなっていました》
《多少なら、どう思われてもいいやって(笑)。いま、すごく楽しんで仕事ができているんです》
これから東京、横浜でもクリスマスコンサートが予定されていて、来年はデビュー40周年を記念した全国ツアーが決まっていた。音楽への熱い思いがまた花開こうとしていたのだ。
「ここ数年は“新しいことにチャレンジしたい!”と元気に語っていたことが印象に残っています。仕事関係者に対しても“音楽をやっている時は無条件で解放される自分がいる”と話していましたし、音楽活動への並々ならぬ思いを感じました。波瀾万丈な人生を送ってきた中山さんだからこそ生み出せるステージがあったはずなのに、今回の訃報は本当に残念でなりません」(中山さんの知人)
歌と演技で多くの人を魅了した。その輝きが失われることはない─。