「CNBLUEの曲を作詞・作曲するときは、メンバーの好みを考えます。今回は、ソロ。自由ではありましたが、そのぶんプレッシャーが大きかった」

 3月4日に発売したアルバム『ある素敵な日~Japan Special Edition~』でソロ活動をスタートさせた、ジョン・ヨンファ。大人気バンドCNBLUEの一員であり、人気ドラマに主演する俳優としても大活躍する彼。先にソロデビューを果たした韓国では、音楽番組で11週連続1位を獲得するなど、高評価を受けた。

「一生懸命作ったご褒美だと思っています。協力してくださった、たくさんの方の期待を背負っていましたから。尊敬する韓国のアーティストの方だけでなく、GLAYのTAKUROさんにも涙がこぼれそうな素敵な歌詞を書いていただけました。今度は、日本のみなさんがどんな反応をしてくださるのか、すごく楽しみです」

 アルバムのタイトルにもなっている収録曲『ある素敵な日(Japanese ver.)』は、グループではあまり聴くことのない、繊細なバラードに仕上がっている。

「テンポのいい曲が多い、CNBLUEと差別化を図りたかったんです。だから、タイトル曲はバラードにしたかった。聴いていて、情景が浮かんでくるような曲にしたいと」

 幸せな日々から別れまでを、かつての恋人に語りかけるように歌う、このタイトル曲にピッタリなミュージックビデオで見せたキスシーンが、韓国で話題になった。そのことを伝えると、苦笑いを浮かべる。

「この話、記者の方から300回くらいされたように思います(笑い)。もちろん、台本どおりです。アドリブなんて、まったくない。ひとつの違いもなく、指示どおりにやりました!!」

 現在、ソロアルバムを引っさげたアジアツアーの日本公演がスタートしているヨンファ。

「直接、聴いていただけると思うと、とっても気分がいいです。こんな音楽も作れるんだ、こんな曲も歌えるんだと、ワクワクしていただけたらと思います。僕にとって音楽は、趣味であり、仕事でもある。僕のすべてなんです」

 超多忙な彼に、自分にとっての"ある素敵な日"を聞くと、

「いまも素敵な1日1日を過ごしていますが、たまに学生時代に戻りたいなぁと思うことがあります。学校に行って、友達に会って、近所に遊びに行く。そんな、懐かしい、ごく平凡な1日が僕にとっての特別な"ある素敵な日”じゃないかな」

いまのヨンファに接近


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JUNG YONG HWA(ジョン・ヨンファ)●日本のバンド文化を学びたいと’09年に"音楽武者修行"のため来日。俳優としても人気を集め、初出演した韓国ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』がアジア中で大ヒット。また、『オレのことスキでしょ。』などの主演ドラマにも出演しながら、番組司会を務めるなどマルチに活躍している  撮影/廣瀬靖士


いまのヨンファに接近最近、経験した初めてのことは?

 ソロアルバムを出しました(笑い)。CNBLUEのメンバーも「どの曲も素敵だね」って、すごくほめてくれました(CNBLUEの9枚目のシングル『WHITE』が4月8日に発売。大阪、神奈川でのライブも開催)

いま、いちばん行きたいところは?

 富士急ハイランド。富士山の近くにあるんですよね。あそこに行くと、1時間くらいかかるコワイお化け屋敷があると聞きました。得意ではないですが、お化け屋敷に入ってみたい

いちばん、欲しいモノは?

 特にないですが……、飛行機かな。僕専用の。(「買えるのでは?」に)いえいえ、ぜんぜん。買えるとしたら、おもちゃの飛行機です。あっ、紙飛行機なら折れますけど(笑い)

インタビュー中に乳酸菌飲料をうれしそうに飲んでいましたが…

 好きなんです。でも、日本で初めて飲んだときほどの感動はなくなったかも。大人になったんですね(笑い)。俳優デビューをしたドラマ『美男〈イケメン〉ですね』(’09年)は、もう6年前になります。いろいろなことが、変わりました(笑い)