撮影/近藤陽介
撮影/近藤陽介

「(政治家引退は)橋下市長らしいなと思う。政治の世界であれだけ切った張ったは、大変ですよ。本当に、お疲れさまでした」

 面識はないながら、提唱した大阪都構想が否決され、引退を表明した橋下徹大阪市長をねぎらった小泉進次郎衆院議員(内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官)。

「大阪のニュースが全国に流れた。各地のニュースが東京で、全国で流れることが“地方創世”」

 と、丸ビルで開催されたトークイベント『丸の内×限界集落~東京の中心で地方創世を考える』に進行役として出席。

「なんで国が(地方創世に)力を入れているか、みんなで考えたい」

 と、人口急減・超高齢化という課題に対して、丸の内と限界集落を結ぶ実例を紹介していく。

「(地方創世には)“地方のため”ではなく、ビジネスにプラスだからとか、合理的で“ちょうどいい”という流れにもっていくことが大切。(東京)一極集中の構造を変え、人口が減っても活力のある世界を次の世代に渡さないと」

 地方創生は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後の日本を考え、みんなでつくっていく“壮大な物語”だという小泉政務官。次世代の首相候補として、その物語を具体的にどう描いていくのか注目したい。