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 “優しさ200パーセント、ドロドロ10パーセント”の新昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』(フジテレビ系)で、連ドラ初主演を務めている高杉真宙。

「原作を見てビックリしたんです。律もオムライスが大好きで。最後の晩餐に食べるなら、オムライスですね」

 大きな不安と緊張の中、みんなに支えてもらいながら演じているという早川律は、容姿端麗、成績優秀な大学生。“王子”“プリンス”というあだ名を持つ律だけど、高杉くんもそう呼ばれたことがあるのでは?

「ないです。そんな、なかなかないと思います(笑い)。いまの撮影現場では、“律”って呼ばれることが多いですね。弟役の前田旺志郎くんには“龍玄”って呼ばれますけど」

 昨年まで放送されていた特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』で二面性を持つ龍玄を演じ、女の子と間違われたことがこの世界に入ったきっかけという美しすぎるルックスだけでなく、演技力でも高い評価を受けた。

 出演作品ごとに輝きを増し、デビュー5年で連ドラ主演をつかんだ18歳は、今年3月に高校を卒業したばかり。

「少し前に男友達と3人で映画『ストロボ・エッジ』を見に行ったんです。青春恋愛映画の“キュンキュン”“感動”よりも先に、もう文化祭ができないんだなとか、この時代が終わっちゃったんだなっていう切なさを感じてしまいました」

 社会人としての第一歩となる、記念すべき作品に全力投球中の高杉くん。母親役の富田靖子が「現場で、ほぼ台本を持たない。(演技で)負けたくないと思ったことがある」と、絶賛。

「好きな場所は、自分の部屋。ベッドとテレビがあれば、生きていけます(笑い)。でも、最近は、テレビもつけなくなりました。時間がなくて」

 薄暗くした部屋の中を、台本を手に歩きながら膨大なセリフを覚える日々。いまは、大好きなマンガを読むことも、罪悪感を覚えてしまうほど。

「撮影が終わったら、噂で聞いているクッキーバイキングに行きたいです。母がよく作ってくれたこともあって、スイーツは大好き。特に、型抜きを手伝ったことがあるクッキーが好きです。ひとりで行ってもいいけど、女の子が多いと気まずいので、一緒に映画に行った2人を誘ってみます(笑い)。実は、あの映画も劇場に女の子が多いって聞いていて、3人で勇気を振り絞って行ったんです」