NHK紅白にも出場したアイドルバンド『ZONE』、左がドラム担当のMIZUHO
NHK紅白にも出場したアイドルバンド『ZONE』、左がドラム担当のMIZUHO
【写真】石橋から「××××の先」呼ばわりされた、紅白出場アイドルバンドのメンバー

「当時は出演者を広く認知させるため、石橋さんがゲストに“あだ名”をつけるのが恒例でした。実際、『モーニング娘。』のように、メンバーのあだ名が番組を通して浸透したことで、さらに人気が出たケースがあったのも確かです」(前出・放送作家、以下同)

 しかしZONE初期メンバーで、当時は最年少の15歳だったドラム担当・MIZUHOにつけられたあだ名は、

「彼女の顔をじっくり見た石橋さんは、“なんか××××(男性器)の先っぽみてぇだな”と大笑い。“ふざけないでください!4月から高校行けなくなるじゃないですか”と顔を真っ赤にして抗議するMIZUHOに対して、涼しい顔で“いいじゃん”と言い放ったのです」

 15歳の少女につけられた「××××の先」という不名誉なあだ名。その後もことあるたびに「パクパクすんな」「先っちょがビチョビチョ」などと、しつこくイジり倒す石橋に「バカにしないでください!」と対抗するMIZUHOだが、その目に涙を溜めているようにも見えた

石橋発言を「セクハラ」と認めたTBS

 石橋によるイジりを“セクハラ・いじめ”と受け取った視聴者は多く、番組終了後にはTBSに抗議が殺到。BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会でも審議され、石橋の発言について、

《あきらかにセクハラにあたり、いじめにもつながりかねない行為でした。番組スタッフ一同、ZONEのメンバーおよび視聴者の皆様に対して深くおわびいたします》

 TBSはセクハラと認めて謝罪し、再発防止の徹底に務めるとした。

「SNS全盛の現代において間違いなく炎上案件あり、TBSだけでなく石橋さんも厳しく追求されたのは間違いない。というよりも視聴率を稼ぎ倒した彼の笑いは、今のテレビではほぼ放送できないでしょう。

 公共の電波でさえセクハラが罷り通っていた石橋さんですが、テレビには映らないプライベートではどれだけの女性を泣かせたことやら」

 とんねるずの番組出演を経て、人気女優やアーティストになった女性も多い。その分だけセクハラ被害は起きていたのだろうか。